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教師のよくない話し方とは

 教師の話し方には、ときに、横柄な口調や無造作な言葉や鼻の先でくくったような話し方をする者が少なくない。
 だれに対しても、ていねいな言葉で応じていれば、相手が同僚であろうと、生徒であろうと、保護者であろうと、なんの心配もいらない。
 相手を意識し、相手によって受け方に差をつけようとするから、いつしか低きに流れてしまうのである。
 教師諸君。自分のものの言いようを見直そうではないか。
好ましくない教師の話し方の例をあげると
(1)
権力的な話し方
 子どもが事件をおこすと、すぐに保護者を学校へ「呼びつけ」て「家庭ではなにをやっているんだ」と、親の責任を追及する、いばった話し方。
(2)
事務的な冷たい話し方
 誠意や愛情の感じられない話し方で「こんな事件をおこして、忙しいのにめいわくだ」「しかたないからやっているんだ」という話し方。
(3)
啓蒙的な話し方
 保護者は無知だから「教えてやる」というバカにした話し方。一段高いところから見下したようなものの言い方になる。
(4)
専門家的な話し方
 自分たちは教育の専門家なんだから、しろうとの保護者は黙っていろ。よけいな口出しをするな、教師に任せておけといった話し方。
(5)
独善的な話し方
 学校がやっていることはすべて正しいことだから、家庭は協力してあたりまえという話し方。
(6)
脅迫的な話し方
 学校の言う通りにしないと、警察の厄介や進路に影響しても、責任はもてない。どうなっても知らないからなという話し方。
(
家本芳郎:19302006年、東京都生まれ。神奈川の小・中学校で約30年、教師生活を送る。退職後、研究、評論、著述、講演活動に入る。長年、全国生活指導研究協議会、日本生活指導研究所の活動に参加。全国教育文化研究所、日本群読教育の会を主宰した)

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