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「叱る」ことについて教師はどの程度理解しているのか

 子どもがやってはいけないことをした場合は叱らなければならない。叱ることでやってはいけないことを教えるのである。生命にかかわるような問題行動をした場合は烈火のごとく厳しく叱らなければならない。
 子どもは教師をよく観察している。あの教師は甘いとか、この教師はこういうことにはうるさいのだということを判断する。教師の価値観にそって子どもは行動する。叱るのは子どもに善悪の価値観を身につけさせるようにすることが目的である。
 ほめるだけでもいけないし、叱るだけでもいけない。思春期の子どもは叱ったら反抗するが、叱らなければ見捨てられたと思う。子どもは、「ほめる・しかる」の両方があってはじめて価値観を身につけて社会的に自立するのである。
 子どもは怖いと思うと自分を抑える。自分を律することができない子どもは怖い人がいない。そのような子どもは問題行動をくり返しエスカレートする。
 叱ったとき、子どもが心から従うのは子どもたちから尊敬され信頼されている教師である。もしそのような教師がいないときは、子どもの指導は集団で指導体制をつくり役割分担を決め組織的に叱るようにしなければならない。それでも怖さを感じない子どもには法的手段も考えなければならない。
(吉田 順:1950年生まれ 34年間横浜市立小・中学校教師。「生徒指導」ネットワーク主宰)

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