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国語:ユーモア詩の授業で人と人のつながりの楽しさを味わう

 ユーモア詩を取りあげた、きっかけは、荒れた学級を私が担任し「詩は子どもには響かない」と感じたからです。そこで、日常の出来事を題材に、人と人とのつながりの楽しさを味わう「ユーモア詩」に切り替えた。
 「ユーモア詩」の例をあげると、「おおかみさん」という詩を作った男の子がいます。
「お父さんが電話で友だちに『うちのかみさんが・・・・・』とお母さんのことを言っていた。ぼくは『ぎゃあぎゃあうるさいから、おおかみさんだろ』と思った」
 子どもたちに「詩を作って」と言っても、なかなか書けません。私は新しいクラスを受け持つとまず「呼び水」の言葉を使って詩を書かせます。
 例えば、題材に「はずかしいけど、言っちまおう・・・」という書き出しの言葉を使います。「今のことが書きにくいのなら、幼い頃の失敗談を書いてもよい」と私が言うと、「おもらし」のことなど、わりと素直に表現する。
 そのほかにも「覚えているよ 忘れない・・・」と心の記憶を引き出したり、「ぼくは怒ってる・・・」と感情の言葉から始めさせたりした。そのうち、だんだんに、いまの生活を見つめ、胸のうちも表現していけるようになっていきます。
 詩の題材になることが多い親が、心のからを破ることも大切です。失敗しても、はずかしくても、人と人とがありのままつながっていることがすばらしいと、詩を通して、親子で感じてもらえたらと思っています。
 詩を書いたり読んだりするうち、親子関係も変わってきます。人間ってすてき、と思ってほしい。
 ユーモア詩を作る宿題を週2~3回出し、その中の何編かを学級通信に載せて、授業で読み合います。そこで、子どもたちの挙手で「花まる」「二重まる」などの評価を決めます。毎学期、詩集にして親にも感想を書いてもらいます。
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増田修治:1958年埼玉県生まれ、埼玉県公立小学校教師(28年間)を経て白梅学園大学教授。児童詩教育賞(日本作文の会)を受賞。 若手小学校教師に「教育実践研究会」を実施、小学校教師を対象とした研修の講師)

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