問題をもつ生徒を嫌い、手のかからない生徒ばかりを相手にしていては、いつまでも指導力はつかない
大半の教師は思春期の頃は、それほど問題行動もなく順調に成長してきたと思います。もちろん悩みはあったでしょう。
人は反対のことも経験して、より深く物事を知ることがあります。では、どうすればよいのでしょうか。過去にはもどれません。
激しく悶々とした思春期を送っている生徒はたくさんいます。問題行動を起こす生徒たち、いじめをする子どもたち、不登校になる子どもたちは、思春期に何かつまずいている可能性が高いのです。
だから、私たち教師はその生徒たちから虚心坦懐に話を聞くことが、経験則から脱する最良の学び方です。教師が話を聞き、それを読み解くことに意味があるのです。読み解くには時間と根気が必要です。
問題をもつ生徒を忌み嫌い、手がかからずに成長している生徒ばかり相手にしていては、いつまでも教師の指導力はつきません。
(吉田 順:1950年生まれ 34年間横浜市立小・中学校教師。「生徒指導」ネットワーク主宰)
| 固定リンク
「子どもの指導の方法」カテゴリの記事
- 子どもの「やる気を引き出す」にはどのようにすればよいか 新牧賢三郎(2021.04.18)
- 学校でソーシャルスキル教育を行い、子どもの社会性向上を 藤枝静暁(2021.04.12)
- 生徒指導のマニュアルはなく力量は教師自らの人間性をもとに培うもの 近藤昭一(2021.04.11)
- 小さな器物破損が見つかったとき、どう指導すればよいか(2020.11.16)
- 教師が「話せばわかる子ども」なら、子どもは問題を起こさない(2020.11.02)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント