保護者がわが子の非を認めず、一方的に学校を責めるときどうすればよいか
親との人間関係づくりを第一にする。
このような親は、自身が社会性の乏しさや子育ての不安等の課題を抱えています。
激しい抗議口調や挑戦的な物言いに「乗る」ことなく、こうした態度をとるのは「親として当然」くらいの気持ちの余裕をもつことが何よりも大切です。
学校の玄関で出迎える、来校してくれたことに対するお礼を述べる。お茶をいれる等、「協働のパートナー」として最大限のおもてなしをすることも忘れてはなりません。人間関係を培うことが最優先課題です。
親と行うのは「議論」ではなく「協議」です。話し合いは努めて冷静に。親の話に耳を傾け、気持ちを受け止める。子どもの「いい点」にも触れながら、実行可能で具体的な対応策を共に考えることが求められます。
(嶋﨑政男:1951年生まれ、東京都公立中学校教師、指導主事、校長を経て神田外語大学教授、日本学校教育相談学会会長)
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