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教師が生徒に憎まれてもしっかりと壁になり、生徒に「ダメだ」と言うことの大切さの意味とは

 「本気でダメなことをダメだと言うことの意味の大切さは、経験を通して誰よりも知っている」と北星余市高校のベテラン生活指導部長のハバさんに、同校の若手教師であった義家は言われた。
 教師は生徒をほめるより、怒るほうがよっぽどエネルギーを使う。憎まれるより、好かれたほうが嬉しいに決まっている。
 しかし、本当に生徒たちのことを考えたなら、たとえ憎まれてでも、しっかりと壁になり続ける教師がいるとありがたい。ハバさんは北星余市高校で、ずっとそんな役割を担い続けてきたのだ。
 生徒たちにとってはこわもての教師。ハバさんの怒鳴り声は学校中にこだまし、反抗などしようものなら胸グラをつかんでかかってくる。それは本当に生徒を大切に思うがゆえに担い続けている確信的行動だった。
 私も北星余市高校の生徒だった頃、あんなに真剣にハバさんに怒られたのは初めてだし、あの頃の俺は大人をナメていたから、本気で怒ってもらわなきゃ絶対にわからなかったと思うし、それがなければきっと俺は変わることができなかったと思う。ハバさんには心から感謝している。
 日常のハバさんは本当に公正で温かい人情味のある人だった。私たち若手教師の声にいつも耳を傾け、親身になって相談に乗ってくれ、また間違っていたら時に厳しく叱ってもくれる。一貫してブレない教育姿勢は、教師のみならず多くのまっとうな生徒たちの信頼を集めていた。
(義家弘介:1971年生まれ、中学生で不良と呼ばれ高校中退し家から絶縁される。里親の元で大学を卒業し、塾講師、北星学園余市高校の教師になりドラマ化され評判となる。横浜市教育委員、教育再生会議担当室長を経て国会議員)

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