子どもが視えなくなったら家庭訪問して保護者と協働づくりを
子どもが視えなくなったら家庭訪問するとよい。
子どもの言動の背景には必ず家庭での生活があります。子ども理解には家庭訪問はかかせません。
家庭訪問は子どもの問題点を伝える機会にしない。
学校で見ているのは子どもの一面である。担任が知らない面を知ることに重点をおく。例えばあらかじめ「お子さんの、良いところをお聞きします」と伝えておくとよい。
厳しい生活条件のもとで子育てしている保護者の、その生き様から学ぶという姿勢が必要である。
また、「お母さんも大変なんですね」と、そのがんばりに共感してこそ、保護者に心を開いてもらえる。
(磯野雅治:1947年生まれ、元大阪府公立中学校教師。2008年定年退職。学級づくり交流センターるるる塾を主宰、関西大学非常勤講師(教育実践論))
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