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多忙感を克服するにはスローダウンと助けられ上手になること

 多忙感の克服には、上手にスローダウンするコツを覚えることが大切です。
 つぶれていった教師の多くは、「私はブレーキがきかないほうですから」と言っています。一生懸命やることはいいことです。ただし、悪いほうに事態が進展するとつらさが倍増します。常に全速力で走り続けるのは事故のもと。途中でガソリン切れにならないよう、心のエネルギーのメーターを見ながら、少しゆっくり走ることを覚えましょう。
 それと、助けられ上手になって、燃え尽きるのを防止しましょう。
 仕事を抱かえ込む教師の多くは、思いこみをもっています。「主任であれば、これだけの仕事はこなせて当然だ」と。こんな教師は、「他人に助けを求めるのは、ダメ人間のすることだ」という非合理的な思いこみを抱いています。
 いまの時代、教師を続けるために重要となるのが、助けられ上手になること、「助けを求める力を身につける」ことなのです。この能力が、バーンアウトを予防し、メンタルヘルスを保つために、最も重要な教師の能力の一つなのです。
 校長か教頭、親しい同僚に話しをするという手もあります。自分がいま抱えている仕事を前もって紙に書いておき、リストにして説明するといいと思います。「確かにやりすぎだ。仕事を減らさせよう」と管理職が考えてくれたら、とても楽になります。
 睡眠不足は教師の大敵です。自分が気力・体力ともに回復できる睡眠時間を決めておきましょう。
 休日も家で仕事という教師も多いと思います。そんな教師にぜひおすすめなのは、遊びのノルマ化です。週に一回はDVDを観る。月に一回は寄席やお笑いライブに行って思いきり笑う。年に一回は海外旅行をするなど、遊びと休息のスケジュールを立て、それをノルマ化するのです。
 自分の命が長持ちするように、大切に生きることが教師としての使命です。突っ走るだけがいい教師ではないのです。
(諸富祥彦:1963年生まれ、明治大学教授,臨床心理学、カウンセリング心理学、現場教師の作戦参謀としてアドバイスを教師に与えている)

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