保護者の噂話に巻き込まれないように相づちは打たない
他人の噂話をすることがとても好きな人がいます。
こうした人にとっては、噂話は三度の食事よりも楽しいのかもしれません。こうした人が保護者のなかにいると、噂話が原因で保護者同士の関係が複雑になることがあります。
世の中には自分で噂話をまき散らしながら「これは、Pさんが言っていたこと」などと、発生源があたかも他の人であるかのように言う人もいます。
ずいぶん厄介だなと思います。こんな渦に巻き込まれたら、面倒ではありませんか。
保護者が持ち込んできた噂話に「そうですか」と教師が興味を示したら、いつの間にか「先生が言ってたけど・・・」などと、まことしやかに噂が広がっていくこともあるでしょう。
こうしたつまらぬ噂に巻き込まれないようにするには、噂話に教師が相づちを打たないことです。
また、噂話を持ち込む人がいたら、それに興味を示さないようにします。「学校で話す話ではないようなので・・・・・」と、はっきり言うことも、相手によっては考えましょう。
(飯田 稔:1933年生まれ。千葉大学附属小学校に28年勤務、同校副校長を経て、千葉県浦安市立浦安小学校校長を経て千葉経済大学短期大学部名誉教授。学校現場の実践に根ざしたアドバイスには説得力がある)
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