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教師の指導力は人間性と社会性が土台になる

 教師の指導力を大きく左右するのは、人間性と社会性であると私は考えている。
 現代の教師は、その人間性と社会性が弱いと私はとらえている。豊かで鋭い人間性と社会性を土台にして、はじめて専門的力量が発揮される。
 子どもが心をひらきやすい教師というのは、現実の社会と多様な接点を持ち、その中で生きているということが一つある。教師が学校にベッタリいることがよい教師の条件になることは絶対ない。なぜならば、いろんな場や社会的な活動にかかわらない限り、世の中が見えないからだ。いろんな働く人たちと接点がなければ、今、親たちがどういう労働条件のもとにあるのかがわからない。
 親の労働条件や社会の動きを教師が知らなければ、子どもたちの言っていることの重さは理解できない。何人かの親が「本当に金森学級でよかった」と言う背景には、子どもたちの言っていることの重さをしっかりと受け止めていた、ということがある。
 子どもの立場から言えば、1年間をともに過ごす担任によい感情を持つことができなければ、学校に行くのが苦痛になる。とりわけ小学校の場合、担任と四六時中見て過ごすことになる。一年間、身近に過ごす担任に嫌悪を抱けば、それは日を重ねるごとに増大していく。
 私が教師仲間に芝居を観るのを勧めるのは、しゃべり方や表情ひとつに注意をはらって、出演者がかかりきりで練習し、ひとつの舞台をつくりあげる。ところが教師というのは、しゃべり方や表情ひとつ練習したことがない。表情のとぼしい教師を、子どももやはり好きにはなれない。
(金森俊朗:1946年生れ、元小学校教諭、北陸学院大学教授。「仲間とつながりハッピーになる」教育や人と自然に直に触れ合う命の授業を行う。NHKで日本賞グランプリ受賞)



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