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新学級の始めに担任の人間的な魅力と指導力を子どもたちに感じさせる

 教師であれば新学級の始めが大切であることはだれもが感じることです。最初の出会いで子どもたちは、どのような担任かレッテルをはってしまうのです。
 この最初の時期に、担任の人間的な魅力と指導力を感じさせる、かかわりや対応が、子どもたちとの人間関係に大きな影響を与えます。
 一度できてしまった担任のイメージの修正には、長い時間と多くのかかわりを必要とします。
 現代の子どもたちは、担任との人間関係を、友だち関係の延長線上でとらえます。担任と子どもたち一人ひとりとの関係ができていないと、担任が指示や指導をしても、すなおに受け入れようとしません。最初は、担任の指示に従っていたとしても、やがて反発するようになってきます。
 子どもたちとの関係づくりは、始めの1~2か月がとても重要です。
 子どもたちに担任の人間的な魅力を感じてもらえることがキーポイントになります。それがうまくいくと、子どもたちは担任に心を開いてくるのです。
 その担任の人間的な魅力とは、まず、担任に対する「親近感」や、先生は自分を受け入れてくれるという「受容感」があります。また、担任といると楽しい気分になれるという「明朗性」もあります。さらに、担任に対する「好意」や「信頼感」、ある種の「あこがれ」などもあります。そして、担任の「教え方のうまさ」、「熱意」なども含まれます。
そして、子どもたちの指導については、
 現代の子どもたちは、精神的に弱く幼い、自己中心的で、対人関係が不得意です。現代の子どもたちのこれらの部分は、教育を通して育てていくことが期待されています。だからこそ、子どもたちを責めるのではなく、まず「子どもたちを受け止める」ことが大事になってくるのです。
 十分に受け止めた後で、子どもたちの意欲が見えてきたときに、「ではどうすればいいのか」という、その方法を担任が親身になって教えてあげる。そして十分体験学習して、自信を持つことができれば、後は自分で努力するようになると思います。
(河村茂雄:1959年生まれ、早稲田大学教育学部教授。15年間公立学校教諭を経験した。学級崩壊,学級経営など教育実践に生かせる研究成果を多数提供している)

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