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授業の技術は人間性が土台にあって有効になるもの、教え上手な教師は技術を人間性のように見せる

 技術は「人間性」の下支え、裏打ちがあって有効になるものです。教え上手というのは、技術を技術に見せません。技術を使っているときでも「いかにも技術を駆使しています」とは、あからさまに見せないのです。
 では、どのように見せるか。「技術」を「人間性」のように見せるのです。
 たとえば、子どもたちの注意を引くために黒板にわざと日づけを間違えて書く。そういうときも、優れた教師は「つい間違ってしまった」かのように、つまり、それがあたかも人間性から生じたほころびやうっかりミスのように見せて、技術でやったとは子どもたちに感じさせないのです。
 子どもを笑わせても、それが人間性からにじみ出たユーモアのように思わせてテクニックとは悟らせない。
 いいかえれば、教える技術には人間が如実に反映するのですから、ごまかしがききません。人間性が浅い人には薄っぺらな教え方しかできないのです。
(
有田和正:1935年生まれ、筑波大学付属小学校,愛知教育大学教授を経て,東北福祉大学教授。教材・授業開発研究所代表。教材づくりを中心とした授業づくりを研究し、授業の名人といわれている)

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