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わが子だけがよくなればいいという親にどう対応すればよいか

 親の教育レベルも高くなって、昔のように「全て学校にお任せします」という時代ではなくなっています。バラエティに富む要求を持つ親が多い時代になって来ました。
 学校は子どもに対して、一律で何かをやっていればいいという状況ではないわけです。それぞれの要求に学校が対応しなくてはいけない。
 多様な親が増えてきたので、親への対応というものがまた大変なわけです。勿論、子どもも多様な子どもがいるわけだから、それに対応するのは当たり前ですけれどもね。
 ただ、親の要求が「わが子だけがよくなればいい」という感覚をもってらっしゃると、学校教育に対する期待に誤解が生じてくると思うんです。
 「わが子の学力だけがアップすればいい」ということで、子どもを学校に通わせている親がいたとしたら、それは大きな間違いですから。
 「みんながよくなるように」という教育目標を学校が持っていて、子どもが学校へ来るのは「みんなとのコミュニケーションをちゃんと取れるような人間に育てる」ということが親に伝われば随分と違うと思いますが。
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坪田耕三:1947年生まれ 東京都公立小学校教師、筑波大学附属学校教育局教授を経て青山学院大学特任教授。子どもたちの創造的な学習活動を具現化することを目的につくられた研究会「ハンズ・オン・マス」代表。子どもの好奇心に培う実践を研究)

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