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学級だよりを出すとき、どのような点に留意すればよいか

 学級だよりは、学級の子どもたちの生活の様子が保護者に伝わるようにする。学級の子どものよさを前面に出して「今、こんな学習に取り組んで、一生懸命になっている」などが書かれているとよい。たとえ、子どもがよくない行動を直させたい時でも、少しよくなったことを手がかりに子どもの姿を書いていかないといけない。
 他の業務に無理がでないように、一週間に一度か、一か月に一度でもよい。立派な学級だよりを作ろうとするあまり、負担になって、なかなか発行できなくなってしまうというのでは本末転倒である。
 多くの保護者が学級だよりで一番見たいのは「うちの子が載っている」ことであり、そのために写真を多く入れたり、学級全員のことをまんべんなく載せる配慮が必要だ。子どもの様子を保護者に伝えることで、保護者の信頼を勝ち取ることにつながる。
 学級だよりは必ず学年主任や管理職に見てもらい確認してもらうことは、当たり前のことである。誤字・脱字がないか、ふさわしい内容か、言葉づかいや言い回しが適切か見てもらう。ふさわしくない内容や特定の子どもに迷惑をかける内容の場合、担任の信頼は地に落ちる。誰の目にふれても支障がない内容を心がけることが最も大切なこととなる。
学級だよりを書くときの留意点は
(1)
必要最小限のことを書く(だらだらと書かない)
(2)
保護者に「お願いしたいこと」は明確に書く
 保護者の準備や参加が必要な事柄は遅くとも一か月前に案内する
(
成瀬 仁:新潟県公立小学校教師。オーストラリア公立小学校での勤務経験がある。また、幼稚園の経験もあり、多彩な教職経験を生かし、子どもと環境、教師の雰囲気について考えながら、現役で教壇に立っている)


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