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ほめ上手になるにはどのようにすればよいか

 子どもに自信を持たせるには、ほめることです。
 ほめることは、教師の権力的な態度を和らげ、やさしい話しかたになる効果があります。
 子どもは「ほめて育てること」だ、とわかっていても、どうほめたらいいか、なかなかにむつかしい。
 ほめるというと、なにか気のきいた感動句を用いたりしなくてはならないと思いがちだが、そんなことはない。
 子どもたちにとって、「事実を認められること」が、ほめられることなのだから、教師は事実を認めてやればいいのである。例えば、掃除当番をいっしょうけんめいにやっていたら「いっしょうけんめい働いているな」と笑顔でほめます。
 もう一つは、「ふつうであることがりっぱなのだ」という観点である。とくに、すぐれていなくとも、ふつうであることをほめるようにしたい。
 これがほめ上手のコツである。
 いつ、なにをどうほめるか、なかなかむずかしいことですが、朝の会、帰りの会や授業中や活動中、ふだんの会話のなかで、子どもをほめることです。
 ところが、「ほめたいが、ほめるところがない子どもがいる」と言う教師がいます。そんなことはありません。学校や教師や親や仲間にめいわくをかけなかった、これすべて「よいこと」として、ほめるのです。「修学旅行や体育祭が事故もなく無事終了した」ということも、ほめるに値するすばらしい行いだったと評価できるということです。
 それでも「ほめることがない」というなら、ほめることをやらせて「やったね」とほめるのです。
 ほめじょうずになることは、子どもの見方を変えることになるので、しだいに権力的な態度がかげをひそめるようになります。
(家本芳郎:19302006年、東京都生まれ。神奈川の小・中学校で約30年、教師生活を送る。退職後、研究、評論、著述、講演活動に入る。長年、全国生活指導研究協議会、日本生活指導研究所の活動に参加。全国教育文化研究所、日本群読教育の会を主宰した)

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