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保護者から「担任を替えてほしい」との苦情にどのように対応すればよいか

 5月の連休明けからA教師の授業が
(1)
授業中ざわざわし、遊びと学習のけじめがついていない
(2)
子どもが授業中立ち歩き、教室外に出る子どももいる
(3)
混乱が日常化し、いじめ、暴力が多発し、混乱している
ようになり、保護者から校長に連日のように苦情の電話が入り、担任の交代を厳しく要求されている。また、教育委員会にも苦情の電話が入っている。
 現に起きていることを嘆いているひまはない。
 速やかに対応し、現状を食い止め危機を拡大させないようにする。子どもの学習を充実させるため、授業の回復が最優先である。
 現在、学校としてできる次の方策を複数検討して、そのなかで効果が一番期待できるものを選択し、果敢に実行していくことが実際的である。
1 A教師の授業の実情は確認できているか
2 次のどのレベルで授業は回復するか
(1)
校長(教頭、主幹等)が、授業観察に基づく指導・助言で回復する
(2)
一部の授業を他の教師とTTなどの補助で回復する
(3)
授業や校務分掌の一部を他の教師が肩代わりをし、授業や子どもの扱いを校長などが指導・助言することによって回復する
(4)
担任をはずし、研修所で研修させる。その間、教頭や教師が学級を担任し、授業回復を図る
 学校の問題として組織的に対応していく。子ども・保護者への説明責任をはたし、連携する。その際、子どもや保護者の不満がどこにあるのか、子どもや保護者の状況はどのようであるか。この授業崩壊は何が要因・原因なのか。
などを十分に捉えて、それらを考慮して対応することが重要である。
 学校として対応の仕方を決定し、全教職員が足並みをそろえて行動すること。そして、保護者に学校が取り組み、効果をあげつつある事実を具体的に説明するようにする。
 当該教師の責任や力量不足のみに限定した対応になりがちであるが、孤立させることなく、学校経営の問題としてとらえ、全教職員が協働して組織的に対応したい。
(阪根健二 1954年神戸市生まれ 香川県公立中学校教師、指導主事、教頭、香川大学客員教授を経て、鳴門教育大学教授。研究内容は学校危機管理、防災教育、生徒指導、NIE(新聞活用教育)、教職論)


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