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年度初めの一週間で学級の仕組みを作り指導すると、学級づくりの半分が決まる

 私の経験によれば、年度初めの一週間でクラス作りの50%が決まります。
 この一週間で、朝、学校へ来てから帰るまでの、毎日の子どもの仕事を決めてしまう。子どもたちが自分たちで動いていけるように、学級の仕組みを作っていくのである。
子どもたちの毎日の仕事は次の通り
1 朝、教室へきたら
(1)
提出物を出す・・・かごに入れる。
(2)
当番活動をする。
2 朝会、集会への参加
 呼びかけ係の指示に従って、チャイムが鳴ったらすぐ校庭や体育館へ集合する。
3 朝自習
(1)
8時20分のチャイムがなったら、その日の日直がその日に決められてある自習の課題を指示する。(8:258:35)
(2)
日直は、きちんと朝自習ができない者を注意する。
4 朝の会
(1)
日直の司会により進める。教師がいない場合も、自分たちで進める。
(2)
担任は、休んだ人の理由とその日の一日の計画を説明する。子どもたちに一日の見通しを持たせるのである。これは、とても大切である。
たとえば、次のように行う。
 「一時間目は国語です。ストップ読みをしますので、グループ机にします。二時間目は体育です。体育係は準備をし、班ごとに準備運動をきちんとします。三時間目は習字です。習字係の人は、バケツを用意し、半紙をいつものように配布します。・・・」クラスで決めてある教科係をどんどん使って、仕事をさせていくのである。
5 授業の準備
(1)
時間の始めのチャイムをきちんと守らせる。クラスの一人ひとりに時間感覚を身につけさせる。学級崩壊になっていくクラスは、この感覚がいい加減になる。
(2)
授業が終わったら、次の時間の準備をする。そして、休み時間にする。
6 中休みのすごし方
(1)
できるだけ、外で遊ぶようにうながす。特に、要注意なのは、一人遊びが続く子どもである。担任が手だてを考えなくてはいけない。
(2)
私はできるだけ中休みは、教室にいる。教室での子どもたちの動向を仕事をしながら見ておく。
7 給食当番の仕事
(1)
これも重要な仕事である。白衣を着てマスクをつける。もたもたすると食べる時間が少なくなるので、教室を出て行く時間をタイム係にチェックさせている。
(2)
並び方、給食の取りに行き方、配膳の仕方、給食室への片づけ方など全て徹底指導する。
8 給食の食べ方
 食べられないものをどうするか。おかわりをどうするか。片づけ方のことなどこれも徹底指導する。
9 掃除の仕方
(1)
これも重要な仕事である。
 時間内に終える掃除の仕方、ぞうきんの使い方、ほうきの使い方の基本を教える。そして、振り分けられている掃除分担とは別に、黒板の掃除、靴箱掃除、ドアの敷居の掃除、明日の予定を書くことも行う。
(2)
この掃除の時間にさぼる子どもが出てくる。許してはならない。教師は、掃除場所を見回り、一緒に掃除をし、さぼっている子どもに厳しく指導をしなくてはならない。高学年でも必ず付き添って指導をしなければならない。
10
終わりの会
(1)
できるだけ早く終わるようにする。
(2)
明日の予定、学級目標のチェック、プリントの配布、宿題を取ることで終わる。5~6分ですむ。
11
日直の仕事
(1)
仕事の内容は、朝自習の始めと終わりの指示、朝の会の司会、手を洗い・ごちそうさま・はみがきタイム・はみがきをやめる、の指示、帰りの会の司会。
(2)
以上のことを日直黒板を作って、日直が仕事を終わるごとに、時間を記入した仕事札を裏返しにする。
以上のことを一週間で指導する。
 特に大切にしたいのは、給食と掃除指導である。これをいい加減にしておくと、クラスがだらけてくる。きちんと指導すべきである。
 この一週間の仕事をこなしていくのに、ポイントになることがある。それは、きめられていることに合わせてスムーズに進めていくフットワークである。
 このフットワークの良さが、子どもたちに時間感覚を身につけさせていく。この時間感覚が定着してくると、クラスが荒れてくることはない。この時間をきちんと守っていくのが、日直である。
(
野中信行:1947年生まれ、元横浜市立公立小学校教師、学級組織論を研究、実践を私家版で発行した。全国各地で教師向けの講座やセミナーを行っている)

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