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子どもに好かれ、信頼され、尊敬される教師はほめる力がある

 子どもに好かれ、信頼され、尊敬される教師に共通しているのは、「ほめる力」である。
 「ほめる」は、子どものなかに眠っているよいもの、美しいもの、正しいものを発見し、それを肯定的に評価することである。
 ほめることは、子どものなかの発達可能性をとりだし、認めてくれることである。子どもの誇りを美点として認めてほめてくれたわけである。だから、好意をいだくようになる。
 子どもはまだ客観的に自分をとらえきれていない。ところが、教師にほめられると「へえ、自分には、そういうよいところがあったのか」と驚き、自分を再発見し、その能力をさらに伸ばそうと努力する。
 とりわけ、今日の子どもたちのおかれている状況を考えると「ほめる」ことがいっそう重要になってきている。子どもたちは、学校という集団のなかで生活している。だから、ほかの子どもと比較し、とりわけ自分の劣性だけに目がいき、劣等感にさいなまれている。
 そういうとき「きみには、こんないいところがあるんだよ」と、ほめてくれると、自信がわいてきて、先生が好きになる。
 この、ほめる力は教師にとって重要な力である。教師の基本的な力量である。子どものなかに、つねによごれたもの、悪いものしか発見できないものは、教師失格といえよう。
(家本芳郎:19302006年、東京都生まれ。神奈川の小・中学校で約30年、教師生活を送る。退職後、研究、評論、著述、講演活動に入る。長年、全国生活指導研究協議会、日本生活指導研究所の活動に参加。全国教育文化研究所、日本群読教育の会を主宰した)

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