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私は荒れた学級を三度担任した、荒れが解決できたのは保護者との連携があったからだと思っている

 以前民間にいて教師になった私の立場からは、もう少し保護者の声に耳を傾け、歩み寄っていく姿勢を見せることによって、保護者との連携が促進されるのではないかと思う。
 教師と保護者との連携が難しいわけは、教師は教師の立場で、保護者は保護者の立場で、困っていることや悩んでいることだけが目につき、それぞれへの思いまで気をめぐらすことが出来ない状況にあるのではないかと思っている。
 子どもにとって何がよいかについて教師と保護者が話し合うことができたときに、連携が可能になってくるのではないか。
 私は荒れた学級を三度担任した。荒れが解決できたのは、保護者との連携があったからだと思っている。トラブルや問題が起きる前に、しっかりと信頼関係を築いておくことが大切になる。また、トラブルが起きたときには、保護者と教師が、子どもとどうかかわっていくかを考え連携を深め、失敗から学ぶ姿勢をもって対処する必要があるのでないか。保護者が教師のよき理解者で協力者であると、たいへん心強い存在になる。
 保護者が教師の味方になってもらうためには、教師の指導技術を磨き、授業参観で見てもらう。学級のお便り等で日頃から信頼関係を育んでおくことが大切である。
 それと同時に、分かりやすくてためになる魅力的で参加したくなるような学級懇談会が大切である。そのためには、教師と保護者の間の意識のズレを確認し、ニーズに応えるような取り組みをすればよいと思っている。
私がとらえる保護者からのニーズは、
(1)
わが子や学級の生活や学習の様子を具体的に分かりやすく知り、成果や課題がはっきりわかる。
(2)
学校や学年、担任からのお知らせやお願いが分かることと、信頼関係が構築できること。
(3)
保護者同士のコミュニケーションを図り、ネットワークをつくるきっかけにする。
 多くの家庭が少子化の影響で、わが子のことしか信じられないと感じる保護者が多い。そのようなときほど、横の関係をつくり、子どもたちを多くの目で育て、共に手を携えて育てるという「共育て」が有効である。一人でも多くの保護者に、われわれ意識を持ってもらえば、多少のトラブルになったときにでも、大きな問題にならず、スムーズに対処できると私は実感している。
(
八巻寛治:宮崎県仙台市公立小学校教師。上級教育カウンセラー,学級経営スーパーバイザー。教育カウンセラーや嘱託社会教育主事としても活動)

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