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やる気を伸ばす子育てとは、どのような子育てか

 やる気はどの子どもにもそなわっています。ですから、やる気が現われるような子育てをすれば必ず現われてきます。
 子どものすることを見ていますと、もたもたしていたり、ぐずぐずしています。また、たくさん失敗をします。そうなると、親は口を出したり、手を貸したくなってしまいますが、それが干渉や過保護になって、子どもの「やる気」に圧力を加えてしまうのです。
 とくに、子どもに失敗させないように口を出したり、手を貸すことは「挑戦」の機会を奪ってしまいます。
 子どもはいろいろな失敗を重ねながら、この次は失敗しないようにしようと決意し、失敗した事態に「挑戦」をします。こうした「挑戦」こそは「やる気」としっかり結びついていきます。「挑戦」し、失敗を自分の力で克服したときは大きな自信がつきます。
 子どもが失敗したときこそ「どもを見守りながら、口をださない、手を貸さない」ということが「やる気」を強くする大切な子育てになるのです。
 子どもが失敗したとき、子どもを責めないことです。責められると劣等感が強くなって挑戦の意欲も失われていきます。
 子どもに「口出しや手を貸し、失敗を責める」ことを止めると、子どもの生活態度は、一時、くずれてしまいます。勉強もしなくなってしまいます。その状態がひどければひどいほど、これまでの育て方に、口出しや手を貸すことが多かったことを意味します。
 しかし、子どもにすべて「まかせて」いきますと、小学校低学年では半年、高学年では一年ぐらいしますと、少しずつ「やる気」が現われてきます。
 その間、親が「無言の行」を守ることができるかどうかが勝負になります。「やる気」は一生を通じて人格の柱となるものですから、親の忍耐力が必要です。「無言の行」が徹底できれば「やる気」の発現が早いことは言うまでもありません。
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平井信義:1919年-2006年、母子愛育会愛育研究所を経て、お茶の水女子大学教授、大妻女子大学名誉教授、児童学研究会会長、医学博士)

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