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変貌した教育状況をベテラン先生がのりこえるにはどうすればよいか

 子どもや保護者の変化に直面して、これまでの方法でいいという自己満足的な発想から、今までのやり方、考え方では対応できない状況にあることを自覚することが、まず第一歩と考えられます。
 そして、これから定年までの教師としての人生をより自分らしく生きるために、思いきって新たなやり方や考え方を取り入れ、新たな自分を形成するようにして、再出発することが考えられます。痛みをともなう苦しい試みですが思い切ってチャレンジしてほしいと思います。
 新たな実践の方法や考え方を学ぶため、知識・技術を積極的に学習・研修します。たとえば、教育本を読むだけでなく、教科の指導力をつけるために公的・私的な研修会に参加する。力の指導と対極のカウンセリング、構成的グループエンカウンターの研修を受けるなど、多くのことが考えられます。
 学んだことを、これまで実践してきた方法と逆の立場の指導方法を追試してなじんでおきます。このようにして、子どもに対する対応の幅を広げるようにします。子どもの指導も「父性型」・「母性型」・「友だち型」を適宜、出し入れできる柔軟性を持って実践するように工夫します。ワンパターンではいけない。
 自分の言動を振り返り、教師として教える立場だけでなく、学ぶ子どもの身に自分を置きかえ、目と耳をフル活動して、子どもが何を感じ、考えているか、多くのことに気づくよう感度を高めます。
 学校内外に人間ネットワークづくりをして活用します。生き方を自由に語り合う仲間や、仕事について本音で語れる教師仲間、尊敬でき指導してくれる先輩、恩師などと交流し、問題解決に当たり、実践力の向上をはかるようにします。
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河村茂雄:1959年生まれ、早稲田大学教育・総合科学学術院教授。15年間公立学校教諭を経験した。学級崩壊,学級経営など教育実践に生かせる研究成果を多数提供している)

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