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保護者会で保護者同士の人間関係をつくるにはどうすればよいか

 保護者会など、保護者が集まる場では、ありたきりの話だけでは時間の無駄と感じられてしまい、参加者もどんどん減少します。
 そうならないためには、いろいろな相手と情報交換ができたり、家庭教育の問題を率直に話し合うことができるようなことが求められます。つまり、井戸端会議の要素を取り入れるのです。
 事前に話し合いたいテーマを学級通信などで打ち合わせ、保護者の関心を高めておくのもいいでしょう。
 実際の話し合いでは、保護者全体では大きすぎるので、4人くらいの小集団に分かれて、フリートーキングの形式で話してもらうと、会話も弾みやすくなります。グループの構成はなるべく顔見知りではなく、普段あまり顔を合わせない保護者同士にするとか、メンバー構成を担任がリードすることが大切です。
 その後、各グループででた話題を全体に発表してもらい、その中のポイントを全体で話し合うのもいいでしょう。自分の思いを語り、他の保護者の話も聞けると、短い時間も有意義な時間になるのです。
(河村茂雄:1959年生まれ、早稲田大学教育学部教授。15年間公立学校教諭を経験した。学級崩壊,学級経営など教育実践に生かせる研究成果を多数提供している)


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