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いじめを防ぐため「ちょっと引っかかるぞ」と思ったらすぐに行動に移すようにする

 子ども同士の日頃のちっとしたことがきっかけとなって「いじめ」が始まる。私たち教師は「いじめ」に対応するのではなく、「いじめ」を防ぐことに全力を注ぐという意識を持たなければならない。
 「いじめ」を防ぐために、教師があらかじめ「いじめと闘う決意」を宣言しておく必要がある。「いじめ」に対して、教師・保護者・地域・世の中が闘うことを伝えておく。「いじめ」が起きれば、子どもにかかわるすべての大人が「いじめ」との闘いに参加するということを、子どもたちに知らせておくのである。「もし、いじめが起きたら、もしいじめをしたら、大変なことになるぞ」と、子どもに教えておけば「いじめ」を防ぐための指導を効果的に行うことができる。
 「いじめ」によって命が奪われる場合も起きていること。「いじめ」られた子といじめた子の悲劇。「いじめ」の構造と恐ろしさをしっかりと子どもに教えておくことが重要である。
 教師は子どものちょっとした言葉や行動から、子どもの思いや気持ちを推察する力を身につけていかなければならない。いじめのつぎのような芽を見つけ摘み取っていくようにする。
(1)
グループ作りをすると一人になる子がいる
 いつも同じ友だちばかりと組むのは損なことだと教える。多くの友だちと活動できるようにならなくては、自分の考えを広げることができない。あの子はいやだと思っていると、つき合う子が限られてしまう。といって叱るとよい。
(2)
周りの子どもが引いていく
 ある子が話の輪の中に入ったり、授業で発表したりすると、周りの子がシーンと引いてしまう。
 そのような場合、教師が話を盛り上げてあげる。その子が話題の中心となるように、発展するようにしなくてはならない。
(3)
持ち物に触れたがらない
 その子の机を運ぶ時に、避けたり躊躇したりするのを見かけることがある。そのようなことがあればいじめにつながる恐れがあるので徹底的に闘うことを伝える。
(4)
からかわれる
 遊びが高じて、本人がいやがっているのに、周りの子から、からかわれているのを見かけることがある。必ず叱らなければならない。まず、こう問う、「それは遊びか?楽しいか?」
「○○くん、今の気持ちをみんなに教えてあげなさい」、そこで他の子に尋ねる「この様子を見てどう思う?」遊び感覚でやっていても、相手を傷つける場合があることを理解させる。
(5)
非難を受けやすい
 何か言うと周りの子どもから非難される子どもがいる。放っておくとエスカレートする恐れがある。その場で「なぜ非難するのか?どの言葉が癇にさわったのか」と聞いて、非難される子どもに非難を受けやすい言葉を教え、つぎに周りの子どもを叱る。
 友だちの悪いところを教えてあげて、直すように努力し合うことが楽しく過ごし高め合うことだと教える。
 教室の雰囲気を敏感に察知するように心がけることは教師にとって大切にことである。子どもの思いや気持ちを推察することがてきる力を身につけていかなくてはならない。
 そのためには「ちょっと引っかかるぞ」と思ったらすぐに行動に移すことを日々続けていくように努めるしかない。
(
中嶋郁雄:1965年鳥取県生まれ、奈良県公立小学校教師。「叱る・ほめる」を重視する「叱り方・学校法律」研究会を立ち上げた)

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