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担任への反発から学級が荒れたとき、どうすればよいか

 私語、教室徘徊、担任への反抗等、学級がうまく機能しない状態になったときには、隠さず、一人で悩まず多くの人に協力を求めるようにします。
 同僚からは指導力を問われるのではないか、子どもたちや保護者からは担任の力をみくびられるのではないか、などと考えていたら事態はなかなか改善されません。
1 担任自身による学級経営の立て直し
 担任として、対処法を学ぶ研修会に参加したり、問題の中心になっている子どもやリーダーシップを発揮してくれそうな子どもにはたらきかけることが大切です。
 学級全員と個別に話し合う機会を設ける、班長会で課題を協議する、グループ・エンカウンターを実施する、交換日記を行う等、様々な実践事例が報告されています。実施できそうなものから試してみてはいかがでしょう。
次のような基本的姿勢への配慮も大切です。
(1)
アイ(私)メッセージで子どもたちに話す
 「遅い」は、「(私は)早くしてほしい」に。
(2)
肯定表現で話す
 「騒いではダメ」は「静にしてね」に。
(3)
当たり前のことに、子どもたちに感謝の言葉をかける
 「ありがとう」、「助かったよ」等の言葉かけを。
(4)
子どもたちの努力や進歩をほめる
 「うまくなったね」等の言葉はやる気を生む。
(5)
事実を指摘し指示は控える
  指示が多すぎると反発が強まる。
2 学級保護者会との協働
 緊急学級保護者会を開催し、事実関係を正直に話して協力を求めます。
(1)
授業参観を実施する
 保護者による授業参観は「監視活動」との批判もありますが、緊急対策の一つとして理解を得ることが大切です。
(2)
緊急アピールを掲示する
 学級保護者会として緊急アピールを採択し、教室の「保護者コーナー」に掲示することも効果的です。
(3)
保護者のアイディアを募る
 この他、「親子レク」を子どもの実行委員と一緒に進めたり、学級研修会を継続して開催し、保護者間の人間関係を深めるなど、保護者のアイディアをたくさん募り、一つ一つ実践していくとよいでしょう。
3 校内指導体制の確立
 管理職に実情を話し助言を求めたり、学年主任や生徒指導主事に相談して、学年あるいは学校全体の問題として支援してもらう必要があります。
 他教師による授業支援、チーム・テイーチングの実施、他教師との交換授業等、授業のやり方の工夫も必要です。

(嶋﨑政男:1951年生まれ、東京都公立中学校教師、都立教育研究所学指導主事、東京都公立中学校長等を経て神田外語大学教授。日本学校教育相談学会会長)

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