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朝の会を楽しく効果があがるようにするにはどうすればよいか

 朝の会・帰りの会は多くの学校で取り組まれている活動ですが、目的もなく行うとうまくいきません。「一日を見通しをもって過ごす」という目的と、特別活動の目標を踏まえて「一年間を通してつけたい力を育む」という目的をもっておくと、位置づけが変わってくるはずです。
(1)
あいさつ
 朝の会は学校生活のスイッチを入れる時間です。あいさつで声を出しメリハリをつける。担任は「今日も全力で子どもを育てよう」、子どもは「今日も頑張ります」という気持ちと、元気で学べることに感謝を込めてあいさつをします。号令は当番か日直の子にさせるとよいでしょう。そうすれば、担任は子どものさまざまなことを見ることができます。
 あまり堅苦しくなると、子どもたちは嫌になってしまいます。楽しく行う工夫として、声の大きさを変える(隣り・担任・教室・運動場に聞こえる声)、言語を変える(日本語、英語、ブラジル語等)などが考えられます。子どもたちが安心して声が出せるように担任が笑顔で、楽しい雰囲気をつくり出してあげることが必要です。
(2)
健康観察 
 朝、子どもたちの様子(顔色・表情・気分・変化)をしっかり確認することは、子どもを守り、保護者と信頼関係を結ぶとても大切な仕事です。
 子どもが休んだときは、休んだ理由を子どもたちに伝えましょう。そうすると担任が一人ひとりを大切にしていることが伝わります。休むと親子とも、不安な気持ちです。休んだ日にどんなことがあったのか、学習や宿題の遅れはないか、次の登校時に困ることはないかと心配します。欠席時の電話連絡は、保護者と話をするチャンスです。症状を聞き、連絡を済ませ、家庭での様子、学校でよかったことなどを伝え、早く元気になってほしいという気持ちを込めて電話しましょう。
(3)
連絡
 大まかな1日の流れを子どもたちに連絡します。子どもたちは見通しをもつことができ、安心感が生まれます。
 連絡の時間に担任自身が日頃から感じていることを話に盛り込むと幅がとても広がります。担任が子どもたちに心を開かないと話せません。心を開いた話は、子どもたちはよく聞いてくれることが多い。担任の先生でしか話せないことや、先生自身が感じたことを、子どもたちに投げかけるために、朝の連絡の時間を活用します。
 たとえば、子どもたちの頑張り、先生の休日、家族・家庭のこと、趣味、最近の出来事、ニュースで思うこと、旅、出張先の学校の様子、などです。初めは少し勇気が必要かもしれませんが、いろいろなことを子どもに話してあげると、子どもたちとの距離がかわります。
(4)
元気が出るメニューをいれる
 朝の会に元気が出るメニューを入れます。声を出したり、身体を動かしたりしながら、短い時間で楽しく遊べる「歌・音読・ゲーム・身体を動かす」メニューです。楽しい気分を共有し、ボーとした頭をしゃきっとさせることができます。子どもに「すっきりした?」と声かけし、ほめてあげることが大切です。
 歌は心がそうっとあたたかくなる曲。詩や古典、九九、都道府県名などの暗唱。百人一首(10枚程度だと、130秒くらいで終わる)やフラッシュカード(公文のカード教具を使って、短時間に暗記する。50か国の国旗や四字熟語など)を使ったゲームなどいかがでしょう。
 朝から、ちょっとしたリズム運動をしたり、動きのあるストレッチをしたりすることで元気がでます。担任が前に立って、ストレッチの見本を見せる。慣れてきたら、真面目な顔で、少し変わったものから、だいぶ変わったストレッチをして、おもしろく取り入れるようにします。
(
桔梗友行:1977年宮城県生まれ、兵庫県公立小学校教師。ユニット授業や学び合いに取り組む。「学び合うin神戸」主宰)


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