インターネットの世界で最も危険なのは、無知であること、トラブル防止には教師が体験する事が大事
スマホは画面が大きく見やすくなり、操作もタッチパネルで便利になりました。ネットは子どもたちの人間関係を作る場となっています。しかし、便利になった反面、インターネットによるトラブルや犯罪がスマホの流行で増えています。
ネットには出会い系サイトや学校裏サイト、アダルトサイトだけでなく、合法的なコミュニティサイト、LINEなどから、子どもたちが被害や加害者になっています。
学校でスマホやネットのルールをきちんと示すことが大切です。また、生徒会が中心となって意見をまとめると、正しく使うための意識が子どもたちの中で芽生えることになります。
家庭や友だちの間でもINEをやる時間やルールを作ることが重要です。子どもと保護者の間で定期的に話し合い、状況を把握しておくようにしましょう。
LINEを利用する時間や場所、書き込みについてはトラブルが多いため、話し合いやルールを決めることで改善される場合があります。例えば、夜9時以降は使わない。すぐ返事がこなくても怒らない。自分や他人の個人情報は書かない。
授業で眠そうにしている子どもはいませんか。ネット依存を治す薬はありません。ネット依存になってしまっている子どもには、こちらから強く規制をしていくしかありません。
インターネットの世界で最も危険なのは、無知であることなのです。いかに無防備な子どもたちが多いことか。いかに無関心な保護者や教師が多いことか。どんな危険があるのか、どう対処したらよいのかを知るべきです。
それには、自分が体験してみることが大事です。教師が中途半端な知識で子どもたちと接していては逆効果となります。教師がスマホに詳しいことがわかると、子どもたちも安心して相談できます。子どもたちには、常にインターネットへの危機感を持たせるために、ネットによって起こった事件や新しい情報について話し合ってください。特に「ネットで誹謗中傷を書いていないか」「個人情報や写真を掲載していないか」「知らない人とコミュニケーションをとっていないか」など、常に子ども声かけすることが重要です。
LINEは子どもたちが気軽に使えるが、子どもの間でのトラブルも多い。子どもたちのやり取りでは、見てからすぐに返信しないと感じが悪いと思われ、グループから外される「LINEはずし」が起こります。子どもは振り回されて疲れを感じていることが多い。
閉ざされた場所でやりとりが行われているため、取り返しのつかない事態を招きます。LINEから生じるトラブルは深刻です。いじめ問題も報告されています。教師同士が連携を取り、保護者からの情報も集めて対策を練る必要があります。子どもたちに弊害をしっかりと認識させて、状況によっては使用禁止も含めて、強い態度で接してください。
今や小学生でも自分専用のスマホを持つ時代です。「これはダメ、あれもダメ」とおさえつけるのではなく、大人がルールやモラル、ネットの危険性などをしっかりと子どもに教え、安全に正しく使えるように管理監督することが大事です。そして、スマホを目的や危機意識をしっかりと認識させたうえで与えるということを忘れてはいけません。
(赤木 聡:SNAスクールネットワークアドバイザー代表。プロとして20年の経験を生かし、子どもたちをネットによるトラブルや犯罪、ツイッター、FacebookやLINEでのトラブルから守るべく全国各地で講演活動中)
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