親子関係が悪いとき、親子の関係をどのように修復すればよいか
子どもを育てる過程で、親子関係が悪くなっても、親子である以上、修復が出来るのです。今までの悪かったことを反省して、真剣に子どもと向き合い、話し合いを持つようにします。
関係の悪い親子ほど、自分の気持ちを正直に相手に伝え、相手の気持ちを先入観なしに聞くことが出来ないと関係を修復することは無理なのです。親子関係の修復は年齢に関係なく出来るものと信じています。
子どもの気持ちを聞くことが親子の修復の第一歩です。
子どもが親に反発しているとき、親が意見を言っても聞いてくれません。子どもの中には不満がいっぱいあるので、まず、それを聞いてあげないと正常な親子関係には戻れません。時には第三者が入って不満を聞くことも必要になってきます。
親子関係をやり直しているときは、子どもときちんと向き合うこと。本当は何が言いたいのか「言いたいことは、こういうことなの?」と聞いてみる。「何か手伝えることない?」と声をかけてみます。
「うるさい」と、子どもが返事したときは「そう、何か出来ることがあればするからね」と、その場から離れます。子どもがこのような状態は一時的なものです。子どもが親に反抗しているときは、親の常識は通じないので、親は自分の意見を言わないで子どもの気持ちを聞くことに専念しないとこの状態が長く続きます。
「赤ちゃん返り」という言葉があります。二歳から三歳の頃は赤ちゃんから幼児になるときです。この時期は、十分に親に甘えて、自分の身の回りのことができるようになって生活習慣がつき安定していくのです。この時期に甘えられずにいた子は、そこまで戻って甘え直しをするのです。20歳前後になっても、やり直しをする子もいます。
子どもは成長過程のやり直しをしているのですから、親は他の人に何といわれようと子どもの気持ちを聞いてあげてください。気持ちがわかってもらえると誰でも素直でやさしい気持ちが戻ってくるものです。
親子関係は、どんな険悪でも親が素直に子どもの気持ちを聞くことで改善できると信じています。親と子は車の両輪のようなもので、信頼関係が出来れば歯車はまわるのです。
親が子どもとの信頼関係を回復するには、子どもの気持ちを聞いて理解し、親が子どもを信用することが出来ると、その日から子どもは変わります。子どもの欠点を非難していると信頼関係ができるわけがないのです。
親子関係の修復をどのようにするかは、一人ひとり違いますが、常識的な世間体は捨てて、子どもの気持ちを聞くことです。誰でも自分の気持ちがわかってもらえれば安心するものです。相手の気持ちを聞くということは親子関係を修復する基本です。子どもの言葉ではなく、気持ちを聞く練習をしましょう。
(小田貴美子:1934年東京生まれ、元東京都公立中学校教師、退職後、小田カウンセリングルームを主宰)
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