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教師の遊び心が子どもとの距離を縮める

 教師の遊び心が子どもとの距離を縮めると斎藤修、篠崎純子はつぎのように述べています。
 子どもたちは、いろんなことで傷ついています。だからリハビリ期間が必要なんだと思うんです。そして、こんなに傷ついていたんだというのが分かれば、教師にも余裕が出てきて、遊べます。
 例えば「タイムぴたり賞」などと名前をつけて、どのグループが決められた時間にピッタリ来るか、作戦を立てて競わせる。あるいは、何歩で歩いて来るか、誰が一番少ない歩数で来るかとか。
 あるいは三分で終わるゲームを用意する。早く終わってしまうので、遅れて来た子には「ああ、惜しかったね、三分で終わっちゃった!」
 そういうふうに、ありとあらゆる方法を試す。ピッタリうまくいくのは少ないのですが、だけど何かは出てくる。
 掃除が早く終わったら「五分で読める怖い話」を読んであげたり。教師というのは、日々子どもと接しているので、遊び心をどれだけ持っているかというのもすごく大事だと思います。例えば教室に入るのもどうやって入るとか。でもその遊びって、自分が楽しいことをやる。
 なんといっても、相手は子どもだから、言葉だってボケてくれる。そこに突っ込む楽しさだとか、教師の遊び心が子どもとの距離を縮めてくれるんですよね。また管理的な学校に風穴を開けることにもなるんですね。
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斎藤 修:千葉県公立小学校教師、篠崎純子:神奈川県公立小学校教師 ともに全国生活指導研究協議会常任委員)

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