教室に「お笑い」を持ち込むと子どもは失敗を恐れなくなります、「なんか楽しい」という感覚が学びのベースになる
「教室は間違うところだ」と教室に掲示しても、なかなか子どもたちには届きません。しかし、私が得意とする「お笑い」を教室に持ち込めば、子どもたちは失敗を恐れなくなります。
たとえば「お笑い、お絵かきバトル」というゲームです。教師が「ミッキーマウス」「サザエさん」などのお題を一つ出します。子どもたちは、その絵を一分間で描くだけ。ウケを狙わないのがポイントです。その方が結果として面白い作品ができあがります。
これだけのネタですが、大爆笑の作品が次々と完成します。そして、その大爆笑の作品を子どもたち同士で見せ合って、ツッコみ合います。
これは、いわば失敗を楽しむ遊びです。サザエさんが上手に描けないからって、傷つく子はいませんからね。
こういう失敗をくり返すことで、失敗が怖くなくなります。失敗を笑い飛ばせるようになるのです。こういう失敗を楽しむ遊びを教室で試してください。
教師に向いているのは、サービス精神が旺盛な人です。子どもを喜ばせるのが好きな人は、間違いなく教師向きの性格です。子どもが成長したり喜んだりすることに充実を感じるのが教師という人種だと思います。
だから、私は最近「私が楽しいのが一番だ」と強く思っています。教師が楽しいと感じているときは、子どもたちも楽しいに決まっています。だって、私が楽しいのは、子どもたちが楽しいから。そして、教師が楽しそうだから、子どもたちも楽しいのだと思います。ものすごくいいサイクルになっていますね。
授業でも、「なんか楽しい」という感覚が大切だと思っています。「なんか楽しい」という感覚が学びのベースだと思います。
学力テスト対策で、多くのプリントばかりをこなす授業。そんな授業に楽しさはないですよね。「なんか楽しい」という感覚のない子どもたちは、いつか学ぶを止めてしまうのではないかと心配しています。
学びのベースである「なんか楽しい」という感覚を大切にして欲しいと思います。
(中村健一:1970年山口県生まれ、山口県岩国市立小学校教師。授業づくりネットワーク、お笑い教師同盟などに所属。笑いとフォローをいかした教育実践は各方面で高い評価を受けている。
また、若手教師を育てることに力を入れ、多くの学生に向けて講演も行っている)
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