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教師のキャラクターが子どもの目にどう映っているかによって、実践すべきことが変わってくる

 私は学級崩壊の後を担任することが多くあります。クラスの中にいじめがまだ残っていることもあります。そんな時に、優先されるべきは、子どもの安全であり、目の前の子どもの様子によって、指導法を柔軟にかえていくべきです。「管理的なのは駄目だ」「子どもの自主性が重んじられるべきだ」といった教師の主義・主張ではありません。
 厳しさ(父性)、優しさ(母性)、楽しさ(子ども性)がバランスよく発揮されると、子どもはその教師に魅力を感じるそうです。教師はついこの三つをすぐに獲得しようとしてしまいますが、新しい自分を獲得していくのには時間がかかります。焦らずいきましょう。
 私は、体も大きく立っているだけで怖い。いくら笑顔で子どもの前に立っても、厳しさが全面に出ているわけです。教師が子どもにどう映っているかによって、実践すべきことが変わってくるのです。
 厳しさが全面に出る私は、学級通信や日記、日々の声がけで「あなたのことをこんなにも大切に思ってますよ」ということを意識して多く発信しています。厳しいことを伝えるときは「ゆっくりとした口調、丁寧な言葉で」ということを意識しています。
 つまり、厳しい教師は、そこを軸に足りない部分をどう補っていくのか考えます。そこは、強みですから捨ててはいけない。出しすぎない。そんな感覚が大切なんです。
 例えば、講座で講師が紹介した実践だから、うまくいくだろうと思って教室で実践を持ち込みますと、ほとんどうまくいきません。やる気や自信を失ったりします。
 そもそも、その講師の教室で、その講師のキャラクターを活かして、目の前の子どもたちと行った実践です。そのままでは活きません。私たちが盗むべきは、なぜこの指導法に至ったのかという想いやねらいです。
 人の実践を教室に持ち込む際には、うまくいかないことを前提にしておけば良いと思います。実際にやってみて、どうすれば目の前の子どもに力がつくのか、そのことを考えていけば良いのではないでしょうか。そうした中で、教師としての力もつくのではないでしょうか。
(
金 大竜:1980年生まれ、大阪市立小学校教師。教育サークル「教育会」代表。日本一ハッピーな学校をつくることを夢見て、学級づくりの取り組みがメディアに取りあげられている)

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