教師の学びの焦点を学級づくりから授業に戻すべきだ
教師の学びの焦点を学級づくりから授業に戻すべきだ。
最近、教師の興味関心の中心が授業づくりから学級づくりへと移ってきています。書店の教育書コーナーを見れば明らかです。
しかし、子どもたちが学校にいる時間の八割は授業なのです。学級づくりや生徒指導、子どもたちが安心感をもてる人間関係づくりを授業外のみで考えることはおかしい。
授業のなかでどのように教師が信頼されるような言動をとり続けるか、授業のなかでどのように子ども同士の人間関係をつないでいくか、こうした視点を抜きにして学級づくりも生徒指導もあり得ません。
私は、教師の学びの焦点を授業に戻すべきだと考えています。授業のなかにある学級づくりや生徒指導の機能を再評価する視点を大切にすべきだと考えています。
授業づくりには教師の仕事のすべてが凝縮されています。授業には教師の知識、仕事に対する構え、コミュニケーション・スキル、人間的魅力など、その教師の人間すべてが凝縮されているのです。その意味で、授業を五分も見れば、その教師の教師としての実力はだいたいわかるものです。
学級経営がうまいのに授業が下手だという教師を見たことがありません。授業づくりにおいて多角的に広い視野で検討できる人は、学級も多角的に見えているのです。
授業で深い洞察ができる人は学級経営でも深い洞察力を発揮しているのです。
もう一度繰り返します。授業づくりには教師の仕事すべてが凝縮されているのです。
(堀 裕嗣:1966年生まれ、札幌市公立中学校教師。「研究集団ことのは」「教師力BRUSH-UPセミナー」代表)
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