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保護者と教師の信頼関係はいちから築きあげなければならない時代となった

 学校はとりわけ人間関係から成り立っているだけに、教師と保護者の信頼関係は特に重要です。
 いまの時代は消費社会になって、商品のサービスが客のニーズをどれだけ満たしているかをめぐる市場競争が展開されている。客は自らの欲求を自由にクレームとして突きつける社会になっています。
 教育サービスを提供する学校も客として保護者はその欲求を学校に向けることが起きやすくなっています。
 保護者のクレームに対して教師は、親のわが子かわいさの気持ちの表れだと受け止め、親としての気持ちにまず耳を傾ける。そして、保護者の本音は何であるかを考え、保護者の欲求に共感しつつ、同時に学校の基本方針や判断を明確に伝えるようにしなければならない。
 そして、クレームを積極的に取り込んで、保護者と共に子どもの成長やクラス運営に生かすようにするとよい。
 保護者と教師の関係は、1970年代でしたら「先生にお任せします」、1980年代でしたら「先生と一緒に対処します」といった言い方が一般的だったのに、1990年代以後は「先生・・・してください」といった言い方に変わってきているように感じます。
 これまでは、保護者と学校の間に暗黙の信頼感があって、教師は安心して仕事をすればよかったのが、今ではその前提そのものが失われ、一人ひとりの保護者との間で信頼関係を最初から築きあげねばならない時代になりました。
 保護者への情報不足にならないように、学級通信や保護者会での広報活動が不可欠である。
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今津孝次郎:1946年生まれ、名古屋大学教授・附属中高校長を経て名古屋大学名誉教授。専門は教育社会学、学校臨床社会学、発達社会学)

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