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子どもに好かれる教師が行っている学級作りのステキな習慣とは何か

 教師は、毎日生活を更新し、新鮮な教師でいることが大切だと私は思っています。鮮度抜群な教師の周りには、いつも子どもたちが集まります。
 鮮度は若さではなく意識です。年齢は関係ありません。まず意識して、教師としてのステキな習慣を身につけましょう。何度も何度も意識することで無意識にできるようになります。
 教師になったとき「子どもたちに、これだけは伝えたい」という思いが必ずあったはずです。いつしか毎日が、昨日と変わらない今日になっている教師もいるでしょう。子どもたちを見て、教師になったときの思いを思い出してください。
 私は教師という仕事が好きでたまらない。この感覚は習慣がつくります。子どもと目を合わせたら笑っている自分。習慣とは無意識についやってしまっていることです。
 教師の力量を上げるというのはステキな習慣を増やすということだと思います。日常をただの日常にしないで、ステキな習慣が自分の中にたまってくれば、日頃見ている教室の景色が変わってきます。自然と子どもがよく見えるようになります。
 私は習慣化することを意識し、ステキな習慣を増やすことによって、何度もそれによって私は救われてきました。
 学級の子どもたちがまとまるステキな習慣には、どのようなものがあるのでしょうか。
1 教室密度の濃い時間帯をつくる
 一日のすべてが始まる「朝の密度」が恐ろしく高い。朝、教室に入るとき嫌な顔をしていたら、子どもに嫌な思いをさせることになるのです。朝の連絡に入る前に、私は短くても何か子どもたちにまつわるエピソードを話すようにしています。
 話すときの順序は「笑顔になる」→「面白いことがあったんだよ」と前置きする→「笑顔になれるクラスの子どものエピソードを語る」という順序です。笑いが起きる話題は子どもが提供してくれます。「お、○○くん、今日は朝から、ひときわハンサムな顔をしているね」でいいのです。
 朝は、特に全力で勝負しなければなりません。家で嫌なことがあった子も、もやもやしている心を引きずっている子も、それらをリセットするは、担任の明るい笑顔と声なのです。
2 ワクワクを伝染させる
 
「あの先生、楽しそうだなあ」「この授業何だか明るくていいなあ」これらは、教師が子どもたちにワクワクのオーラを伝染させているのです。 
 ワクワクのオーラは教師が
(1)
心底、教師という仕事を愛しているときに生まれます。
(2)
その授業内容に、のめり込んでいるときにでます。
(3)
遊び心があると発散されます。
(4)
楽しんでいるときに出ます。
(5)
笑顔から発散されます。
(6)
子どもが大好きなときに発散されます。
3 誰よりも明るい
 担任は教室の中で誰よりも明るい存在でなければなりません。気分が沈んでいた子が、登校して担任を見るなり、明るくなれるような存在です。何だか楽しく、笑顔になる。言うなれば、担任は子どものパワースポットであるべきだと私は思います。
4 たまには、テンションを高くする
 子どもたちはテンションが高い。たまには教師が「先生テンション上がってきたわ」と、いつもの二割増しくらい、ニコニコ顔で声を高く、身ぶりを入れてみる。気分がのらない時こそ効きます。
5 子どもたちに信用される
 子どもたちに信用されているか。それは教師にとって生命線です。「何気ない口約束」には要注意です。「よし、明日の休み時間には○○してあげるね」と一度言ったら、子どもたちは覚えていますから、必ず守るようにします。
 子どもたちから話しかけられたら絶対にスルーしないことです。教師以前に、人として信用を基盤にしたつき合いをして、常に信用を得ることに全力を尽くす姿勢でありたい。
6 説得よりも共感で話す
 人間は「納得はしたいけれど、説得されたくない生き物」です。子どもに話すときにも、「説得」色が出すぎると伝わりにくくなります。共感で話すのです。「そうそう!」と子どもが思うとき、学びは定着しやすくなるのです。何か気づきがあるときに人は納得します。
 寄り添う言葉がけで子どもは頑張ることができます。子どもが納得して考える、動く、そのような状態に持っていくことが大切です。
7 善人捜しをする
 素敵なことはささいなことでも、教師は子どもたちの誰がやったか探します。「雑巾ラックを整頓してくれていた」とき、教師は「誰ですか? ここに落ちていた雑巾を拾ってくれたのは? 名乗りもせずにそっと拾ってかけておくなんて、すごいなあ。先生はそういう人、大好きです」と話します。
 そういうやさしい空気、素敵な振る舞いを教室のすべての子どもたちにふれさせるのです。
8 挑戦する
 教室で行われる活動、学びの数々はすべて担任の言動にかかっているのです。だから、担任があきらめたら終わりなのです。挑戦しなかったら始まることすらありません。担任のさじ加減にすべてがかかっているのです。
 新しいことへの挑戦は、担任が握っているのです。新しいこと、ちょっと高度なこと、面白いこと、背伸びすることに子どもたちをぜひ挑戦させましょう。子どもたちを信頼して、いろいろなことを教室に持ち込みましょう。
 挑戦する子どもたちの姿は挑戦する教師のいる教室でしか生まれないのです。
(
森川正樹:兵庫県生まれ、兵庫県私立小学校教師。研究教科は国語科。教師塾「あまから」代表、教師の笑顔向上委員会代表、基幹学力研究会幹事、読書会「月の道」主宰)

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