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学級で子どもの持ち物が紛失したり、盗難にあったりしたとき、どう指導すれば保護者に信頼してもらえるか

 筆記用具や衣類、靴など、子どもの持ち物が紛失して、見つからないことがあります。ゴミ箱やトイレなど、考えられない場所で見つかることもあります。
 まずは、本人の心当たりを探して見つからなければ、クラス全員で協力して探しましょう。徹底的に探すという教師の姿勢は、保護者に安心感をあたえ、信頼を得ることにつながります。
 見つからなければ、子どもの勘違いも考えられますから、家で保護者と一緒に探すよう指示します。子どもの勘違いと分かったときは「心配かけてごめん」「協力してくれてありがとう」などの謝罪や感謝の気持ちを、他の子に伝えるようにしましょう。
 子どもの持ち物が頻繁になくなる場合は要注意です。故意に行われている可能性が高いので、それなりの対応が必要です。精神的な問題を抱えて物を盗る子がいる可能性もあります。
 特定の子の持ち物がなくなる場合、いじめや友だち関係のトラブルが疑われますから、すぐに他の教師と相談したうえで、保護者に連絡し、対応を伝えて見守ってもらいます。
 最初から「犯人ありき」の対応をしてはいけません。学校が警察のような犯人さがしをするわけにはいきません。
 ある程度「あの子がやったのではないか」との確証をつかんでいても、子どもが認めなければ、子どもの指導も、保護者への協力要請もできません。
 学校はあくまでも子どもを教育する場です。大切なのは、犯人捜しではなく、指導であることを忘れてはいけません。
 もし、事実があやふやになったとしても、子どもが反省し、行動を改め、盗難がなくなれば「よし」という対応をせざるを得ません。
 教師の子どもへの疑念は、子どもはもちろん保護者の教師に対する不信にもつながります。
 いずれにしても、クラスで話し合ったり、学級経営を見直したりして、クラスの雰囲気を変える必要があります。
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中嶋郁雄:1965年鳥取県生まれ、奈良県公立小学校教頭。子どもを伸ばすためには、叱り方が大切と「叱り方研究会」を立ち上げる。教育関係者主宰の講演会や専門誌での発表が主な活動だったが、最近では、一般向けのセミナーでの講演や、新聞や経済誌にも意見を求められるようになる)

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