« 学級が荒れないように、やんちゃな子に教師はどう対応すればよいか | トップページ | 掃除がきちんとできていないとき、子どもたちをどのように指導すればよいか »

今の子どもたちとの人間関係づくりに必要な五つとはなにか

 私の調査では、子どもたちが教師をとらえるのは、ほぼ1~2か月です。これくらいの期間で、子どもたちは「あの教師は、・・・・という教師だ」というレッテルを、それぞれの教師にはってしまうのです。
 この時期に「教師の人間的魅力」と「教師の指導力の魅力」を感じさせるようなかかわりや対応ができることが、その後の子どもたちとの人間関係に大きな影響を与えます。一度形成されてしまった教師のイメージの修正には、長い時間と多くのかかわりを必要とします。
 つぎの五つのことを心にとめて、教師が具体的に言葉や態度で子どもたちにメッセージを送り続けることが、現代の子どもたちとの人間関係づくりには必要なのです。
 教師からの「先生はあなたを見守っているよ、今のままのあなたを受け入れるよ、一緒に学んでいこう、一緒に学校生活を楽しもう」というメッセージを子どもたちが受けとったとき、子どもたちは教師とかかわりたいと思い、行動に移します。
1 子どもの存在を尊重する
(1)
問題行動は注意するが、人間性を否定するよう言動はしない。
(2)
子どもへの注意を、他の子どもの前でしない。
(3)
子どもの批判を、その子のいないところで、他の子どもたちにしない。
2 自分から子どもに話しかける
(1)
自分から名前を呼んで、あいさつする。
(2)
子ども情報をメモし、あいさつのとき、ひとこと添える。
(3)
子どもの変化に気づき、言葉にして相手に伝える。
(4)
自分の苦手な子どもや評価の低い子どもにこそ、言葉がけをする。いい面を言葉にして伝える。
3 子どもが話しかけやすい雰囲気を意識して作る
(1)
休み時間や放課後など、くつろいで子どもとおしゃべりできる時間を設定する。
(2)
自己開示して、役割を越えた交流を楽しむ。
4 プラス志向のフィードバックをする
(1)
感動したこと、おもしろかったことなどの感情を率直に表現する。
(2)
子どもの頑張りや、取り組んだ熱意に対して、小さいことでも言葉にしてほめる。
 
目立たないこと、いつもと同じように継続していること、結果は今一つだけれどもその子なりに頑張ったこと。
5 ユーモアと遊び心を持つ
(1)
子どもとも共有でき、自分も楽しい話題、趣味を持ち、一緒に楽しむ。
(2)
子どもたちとよく冗談を言う。
 おやじギャグは、受けなくとも、自分も楽しんで、あなたを攻撃していませんというメッセージの役割を果たします。
(河村茂雄:1959年生まれ、早稲田大学教育学部教授。15年間公立学校教諭を経験した。学級崩壊,学級経営など教育実践に生かせる研究成果を多数提供している)

|

« 学級が荒れないように、やんちゃな子に教師はどう対応すればよいか | トップページ | 掃除がきちんとできていないとき、子どもたちをどのように指導すればよいか »

教師と子どもの関係づくり」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/173207/65213996

この記事へのトラックバック一覧です: 今の子どもたちとの人間関係づくりに必要な五つとはなにか:

« 学級が荒れないように、やんちゃな子に教師はどう対応すればよいか | トップページ | 掃除がきちんとできていないとき、子どもたちをどのように指導すればよいか »