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学校現場は厳しい、子どもも教師も思いっきり笑える授業にするにはどうすればよいか

 教師は年間1000時間を超える授業を行っています。それらの授業の全てに力を入れて準備することは不可能でしょう。
「今日の授業は、ちょっと準備不足だったかな。子どもたちのつまらなさそうな顔が耐えられないな」なんてことがありますよね。
 笑いがあるネタを使いこなせるようになれば、退屈そうな子どもたちの顔が笑顔になります。そして、子どもたちがやる気になります。日常の授業がたのしいものになるに違いありません。
 笑いがあるクラスは、雰囲気がぐっと良くなり、子どもたちは意欲的に発言するようになります。
 学校現場は相変わらず厳しいです。授業がうまく成り立たないことに傷つき、自分を責め、休職、退職していく教師が後を絶ちません。
 私は、子どもたちも笑顔、教師も笑顔、全国の教室に笑顔があふれることを強く願っています。
 子どもたちが笑顔になるネタにはどのようなものがあるのでしょうか。
 授業の導入に笑いで子どものやる気を引き出すには、ツカミが大切です。最初の3分間で、子どもたちの心をキッャチしましょう。
 
「おっ、この授業は面白そうだぞ」と思わせれば、こっちのもの。その後は、楽しい授業が展開されるに違いありません。例えば、
(1)
どでかチョーク
 教師が大きなチョークを使うだけの超簡単ネタです。いつもと違う大きなチョークに子どもたちは笑顔。楽しい授業を予感させます。
 進め方は、教師が100円ショップで売っている大きなチョークを買っておく。授業の最初、教師は無言でそのチョークを取り出し、字を書こうとする。(それだけで、「デカッ!」と子どもたちからツッコミが入る)
 教師は黙ったまま、黒板いっぱいの大きな字を書く。(「字もデカッ」とツッコミが入る)
 教師は頭をかきながら「チョークが大きいから、字も大きくなっちゃった」と言うと、子どもたちが笑顔になる。 
(2)
いきなり熱唱
 授業の始まりと同時に、教師がいきなり熱唱します。「何が始まるんだ?」と、子どもたちは教師に注目し、授業への関心がぐっと高まります。
 進め方は、たとえば、5年生の社会科、水産業の授業の最初。教師は「サザエさん」の歌を熱唱する。躊躇せず、本気で熱唱すると、子どもたちがより注目する。
 歌を途中で止めて「さあ! この歌は何の歌でしょう?」とクイズを出す。
 いくつかクイズを出しながら「このアニメには、どんな登場人物が出てくるでしょう?」と学習内容に近づけていく。「カツオくん」が出たところで止め、授業に入る。
 歌は授業の内容につながるものにする。例えば、日本の国土の北国の暮らしの学習なら「北の国から」、理科の星の学習なら「見上げてごらん夜の星を」、月の学習なら「天才バカボンの歌」など。
(3)
物知り博士からの出題
 授業の導入で、物知り博士が登場し、課題を提示します。子どもたちは毎回、博士の登場を楽しみにするようになります。
 
授業の最初、教師は
「今日はみなさんに紹介したい人がいます」
「これからみんなと一緒に勉強する・・・・物知り博士です」と、黒板に博士の絵を貼る。
(
クラスの雰囲気が明るくなる)
「おっ、博士が何か問題を出すようだね」と、博士の横に吹き出しをつけて問題を書く。
(
博士からの出題にワクワクする)
 季節に応じて博士の服装を変えたり、旅行に出た設定にしたりしても楽しい。博士を繰り返し登場させると、子どもたちは博士が好きになる。そして、授業に意欲的に取り組むようになる。
(
中村健一:1970年山口県生まれ、山口県岩国市立小学校教師。授業づくりネットワーク、お笑い教師同盟などに所属。笑いとフォローをいかした教育実践は各方面で高い評価を受けている。 また、若手教師を育てることに力を入れ講演も行っている)

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