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教育現場を取材していると「さすが子どもに接するプロだな」と感心させられる教師がいる

 埼玉県志木市教育委員会が行った「一度出来たら一生もの授業」を取材しました。今回は一輪車の授業です。
 会場は大にぎわい。はじめは「できるかなあ」と不安げな表情の子どもたちでしたが、1時間もすると「できた!」の声があちこちから上がるようになりました。
 なぜ、わずか1時間でできるようになるのでしょうか。先生の教え方が上手なのはいうまでもありませんが、指示の出し方、集中のさせ方にも秘密があるように思えました。
 よく観察してみると
 
「前を見て」「姿勢を正しく」「こっちにおいで」
 の3つの言葉が聞こえてきました。
 この言葉以外はほとんど聞こえなかったように思います。
 長年、子どもたちを教えてきた教師らしく手慣れたもので、発する言葉は少なくても、じっと子どもを見すえ、子どもに安心感を与えながら指導していました。
 体育館や屋外での指導では危険も伴うので、声を張り上げないといけない。だらだらと話していては、子どもはあきてしまうどころか、ふざけてケガをしかねません。
 要領よく、子どもを集中させるためのポイントは
(1)
要点をまとめた単語を強く印象づける
(2)
子どもをよく見すえる
これは、一輪車の会場で見て思ったことです。
 他の競技にも同じことがいえると思います。子どもたちが、全員動きを伴う場合は、とても有効だと思います。
 この会場には先生方が、その指導方法を学びにたくさんこられていました。
 自信がないと、言葉を多く使いがちです。子どもをしっかり見るためにも、何の言葉が必要なのか、再確認してみるとよいと思います。
 私はマスコミの仕事をはじめて以来、ずっと現場で徹底取材を貫いてきました。ラジオ番組の教育担当として取材に伺った場所は1000カ所を超え、数えきれないくらいの人たちに出会ってきました。
 最近、取材を通して感じるのは、先生方にゆとりがなくなってきているということです。「子どもたちとゆっくり話す時間がなかなかとれなくて」という声を聞くことがあります。
 たとえ短い時間でも、子どもたちが先生とコミュニケーションにとても満足している姿を見ることもたくさんあります。
 
「さすが先生は、子どもに接するプロだな」と感心させられてしまうような、コミュニケーションのコツを心得ている先生方がいらっしゃるのです。そうした先生方は、保護者への接し方もとても上手でした。
(
中村弥和:1968年福岡県生まれ、LICフレグランス代表。アロマとハーブの予防医学の第一人者として20年の経歴、教育ジャーナリスト、人材育成講師として活躍。熊本放送アナウンサーを経て、TBS,ニッポン放送などレギュラー番組を持つ)

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