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子どもとの関係がこじれ気味のとき、改善するには、どうすればよいでしょうか

 いまの子どもの中には、教師であろうと「先生、もっと勉強した方がいいよ」など、けっこうなことをいう子がいます。ここで「失礼だな、まったく!」といちいち腹を立てていては、教師の仕事はやっていられません。
 教師が何か話をしても、反応が薄くシラッとしていたりするときは要注意です。教師と子どもとの関係がこじれてきていると考えていいでしょう。
 早急に、子どもとの関係を改善するようにしなければ取り返しのつかないことが起こる可能性があります。
 
「注意や叱責」以外の言葉かけを増やすのが大事なポイントです。では、どのように対応すればよいのでしょうか。
1 厳しいタイプの教師 「子どもに要望を書いてもらい、再出発する」
 多くの子どもが教師に対して不満を感じているようだったら
「みんなの中に、私に対してこうしてほしいという要望や願いをもっている人がいるようです。私は、みんなといい関係を築いていきたいと思っています」
「いまのままでは、やりずらいと思うので、みんなの要望や願いを教えてもらいたいと思います」
「口では言いにくいこともあるでしょうから」と、ハガキの大きさくらいの紙を配って、書かせるといいでしょう。そのときに必ず名前を書かせます。匿名だと不満が暴走しかねません。
 書き終わったら、読み上げて(名前は読みません)、メッセージを受けとめたことを示します。
 明らかな誤解があったら言い分けにならないように意図を説明します。子どもが不快な思いをしたことについては、謝ります。終わりに、教師が反省し、今日から新たに再出発することを誓います。
 教師と子どもとの人間関係づくりは、常に子どもとコミュニケーションをとることが大切です。円滑にコミュニケーションがとれていれば、子どもは多少の失敗をしても許してくれますよ。
2 優しいタイプの教師 「子どもと遊んで過ごす」
 子どもがよそよそしいと、優しいタイプの教師は、とても悲しい気持ちになります。そういう教師にお勧めは「子どもと遊ぶ」ことです。子どもに受け入れられていないなあと思ったら、まず、遊びます。
 私は、かつて反抗的な子どもたちを担任したとき、とにかく遊びました。朝と放課後はおしゃべり。休み時間は遊びでくたくたになりました。つらい時期をどれくらい我慢して遊べるかがポイントではないかなと思います。
3 楽しい・しっとり・じっくりタイプの教師 「特技を見せる」
 感受性の豊かな子どもたちには、教師の特技を子どもに披露することが、子どもとの関係をつくる最高の方法になります。
4 元気なタイプの教師 「子どもとの楽しいコミュニケーションを増やす」
 これといって特技がないけれど、明るい雰囲気が好きな教師にお勧めです。
 子どもが反抗的なときは、注意や叱責が多くなっています。そこで、子どもとの楽しいコミュニケーションを増やします。例えば
(1)
怖い話
 多少「斜めに構えた」子どもにも、けっこう喜んで聞いてくれます。本屋に怖い話の本はたくさんあります。
(2)
家族の話・子どもの頃の話
 それも失敗したときの話がいいです。子どもがほっとします。人間臭さを感じるエピソードを話すことにより、教師の魅力がアップします。
(3)
誕生日を祝う
 私のクラスには、発泡スチロールで作った模造ケーキがあります。子どもの誕生日になるとケーキの上に、ろうそくの火を灯して、ギターを弾いて「ハッピー・バースデー」を歌います。
 教師が子どもを「好きだ」というメッセージが伝わると、それなりに喜んでくれました。
(
赤坂真二:1965年新潟県生まれ、小学校教師(19年間)を経て、上越教育大学教授。アドラー心理学アプローチの学級経営を研究。現場の教師を勇気づけたいと願い、研究会の助言や講演を実施して全国行脚している)

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