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教師はストレスがたまりやすい、簡単なストレス解消法にはどのようなものがあるでしょうか

 教師はストレスのたまりやすい仕事です。こまめに解消して、心の健康を保つ工夫がきわめて重要だと思います。
 では、教師におすすめのストレス解消法には、どのようなものがあるのでしょうか。
 休日に一気にストレスを解消しようとするのではなく、できれば休み時間の一部などを使って「ストレスを小出しに解消すること」が、長く教師生活を続けていくための秘訣と言えます。
 すぐにできるストレス解消法を紹介します。
(1)
同僚や友人にグチをこぼす
 ストレス解消に最も効果のある方法です。できれば、同じような悩みを抱かえている同僚とグチをこぼし合いましょう。
 悩みを話せる同僚がいなければ、家族や学生時代の友人など、気心の知れた人に話を聴いてもらうのもいいでしょう。日頃から「弱音を吐ける相手」がいることは、とても大切なことです。
(2)
一人カラオケ
 ストレス解消には、大声で叫ぶことが大変効果的です。そこでおすすめなのが「一人カラオケ」です。
 学校の帰りにカラオケボックスによって、30分程度、思う存分一人で歌うのです。他人の目を気にする必要がなくて、かなり気分転換を図ることができます。
(3)
服装を変える
 いつもと違う服を着るだけで、気持ちが引き締まったり、リラックスしたり、気分を変えることができます。
 
「気分が落ち込んでいるな」と感じたら、たとえば黄色など、意識的に明るい色の服を着ることで、エネルギーがわきやすくなります。
 また、週に1~2回、ふだんはあまり身につけないタイプの服を着てみると、動作や振る舞いも変わります。いつもと違った気分で授業に臨むことができるでしょう。
(4)
アロマスティクを持ち歩く
 アロマもストレス解消に効果があります。おすすめしたいのが、いつも鞄やポケットの中にアロマスティクを携帯しておくことです。
 ちょっとした時間に、香りを嗅いでリフレッシュすることが可能です。また、その時の気分によって、香りを変えてみるのもいいでしょう。
(5)
声を出しながら紙を破る
 新聞紙や広告紙など、不要な紙をちぎっていくのも、なかなか効果的です。その際「ワー!」と大声を出しながら、ちぎっていくとより効果的です。
 実際に声をあげながら紙をちぎると、気持ちがスッと楽になります。嫌なことを紙にすべて書き出して、細かくちぎって捨ててしまうのも効果的です。
 
「紙をちぎる」のは、子どもたちのストレス解消にも役立ちます。別室や保健室で子どもたちといっしょにやるのもいいですよ。
(6)
クッションやぬいぐるみにパンチ!
 教師は子どもから暴言を吐かれても、立場上、対抗することができません。これは大変なストレスだと思います。
 自分の中に蓄積された怒りを発散するには、いらなくなったクッションやぬいぐるみなどに怒りをぶつけるのも一つの方法です。
(7)
ダメな自分を「心の虫」に置き換える
 たとえば、教材研究をしたくなかったりすると「自分はダメな教師だな」と自責の念にかられることがあります。
 こんな時、自分の心に「なまけ虫」がついたせいだと考えてみるのです。「自分」と「問題」を切り離すことで、自分を否定することなく、目の前の問題とつきあっていくことができるようになります。
 気分が乗らない時は「あー、また、なまけ虫がとりついた」と思い「この虫と、どうしたらうまくつきあえるのか」を考えるのです。
(8)
息抜きや休息のノルマ化
 教師の仕事はどこかで「区切り」をつけなければ際限がありません。とくに責任感の強いまじめな教師ほど、自分自身に高いノルマを課しがちです。
 そのようなまじめさを利用して「息抜きのノルマ」をしてみてはいかがでしょうか。
 例えば、週に一回はDVDを借りて観る。月に一度は温泉や行楽地へドライブに出かける。年に一回は海外旅行をするなど、週・月・年・生涯単位で、息抜きのスケジュールを立てて、ノルマにしていくのです。
 息抜きも仕事、楽しむのも仕事と考え、ふだんの仕事で張りつめた意識をじっくりもみほぐしてあげましょう。
 
「休む」のを「仕事」にすることで、初めて安心して「休むことができる」。これが多くのまじめな教師の特徴です。
 
 どうぞ「ご自分にとってベストなストレスの解消法」を見つけてください。
(諸富祥彦:1963年福岡県生まれ、明治大学教授,専門はカウンセリング心理学、心理療法、臨床心理学。現場教師の作戦参謀としてアドバイスを教師に与えている)

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