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教師は批判を嫌う、保護者にどのような態度で対応すればよいのでしょうか

 教師は批判をいやがる体質があり、自分のしていることに対して注文をつけられることを嫌う傾向があるようです。
 もう一つ、教師は自分の都合ばかり言いたてたり、自分の都合に相手が合わせて当然とでも思っているような対応をしがちだったりすることがあるのではないかということです。
 こうした教師の態度や話し方は、話し合いの際に表れがちなのです。
 教師は、協調性が大事だと、子どもに語りかけたり説いたりします。協調性が大事なら、他人の意見に耳を傾ける度量がありそうなものなのに、それがなかなかできない人もいるでしょう。教師が批判に耳を傾ける、しなやかさの持ち主になれるかが課題なのです。
 
「教師は何をしているのか、どうするつもりだ」などと、教師批判はこれでもかと続いています。このようなときは、冷静に聞くことこそ、大事なのでしょう。
 教師が誠実に日々の仕事を果していれば、だれに何を言われようと卑屈になることなどありません。被害者意識のようなものを、もたなくていいのです。
 それと同時に、どのような職業であれ、あれこれと注文や要望はあるものだと承知しておくことも必要かなと思います。ですから、仕事に誇りをもって、人の声に耳を傾ける謙虚さだってとても大事です。
 教師が被害者意識をもつと、身構え、ついつい言動が感情的になってしまうことはないでしょうか。「そんなことはできません」などと口にしてしまえば、相手との関係修復は困難でしょう。
 教師の仕事は、相手が子どもであれ保護者であれ、長期戦の構えが必要なことはしばしばです。
 どこの世界でも尊大で横柄な態度の人は、好かれることはないでしょう。無愛想な態度も決して評判はよくないでしょう。
 でも困ったことに、そうした人のだれもが自分を、尊大だ、横柄だ、無愛想だなどと、気づくことがないので、態度を改めることも、あまり期待できないのです。特に教師は、批判や忠告を嫌うので、それが難しいと言われています。
 教師は高い志を抱くことを期待されている職業でもあるでしょう。高い志を抱いて、腰を低くしたら、人間関係はうまく整えられるでしょう。
 教師は「志は高く、腰は低く」と言いかえることもできそうです。如才ない人と評判が立つ方が、どれほどいいかわかりません。教師は子どもや親といった人を相手に仕事を進める職業です。これはいつも忘れないでいただきたいことです。
(飯田 稔:1933年生まれ。千葉大学附属小学校に28年勤務、同校副校長を経て、千葉県浦安市立浦安小学校校長。千葉経済大学短期大学部名誉教授。学校現場の実践に根ざしたアドバイスには説得力がある)

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