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保護者との個人面談でよい関係をつくるにはどのようにすればよいでしょうか

 保護者に笑顔がない場合でも、教師は笑顔で迎えたいものです。いきなり本題に入らず、子どもについてのさりげない話題から入ると、保護者の緊張感も和らぎ、話し合いもスムーズに進みます。
 学校生活の中で、子どもたちがふとつぶやいた一言や、ふと見せた意外な一面などを、さりげない話題として、日ごろから記録することを心がけておくとよいと思います。
 さりげない話題がきっかけとなって、家庭での子どもの様子を保護者が話してくれることもあります。
 面談中は努めて明るく話すようにします。子どもの失敗や直してほしいところなども、明るく話した方が保護者に安心してもらえ、好感度が上がります。
 個人面談は、教師が保護者に学習面や生活面で子どもの顕著な様子を伝えるのが目的ですが、保護者の中には話したいこと、聞きたいことがある人もいます。
「お子さんのことでご心配なことが、何かありますか」
「お聞きになりたいことや、ご要望が、何かありますか」
 と聞いて、必ず保護者の話を聞く時間を設けます。
 保護者の話を聞くとき最も大事なことは、共感的に聞くということです。話の内容や話している人の気持ちを受け入れながら聞くようにします。そうすれば、保護者は安心し信頼感を高めます。
 共感的に聞くには、うなずきながら聞く。時々、言っていることを確認し復唱する。保護者の気持ちを復唱するようにするとよいでしょう。
 保護者が聞いてあまりうれしくないことは言葉でさらりと伝え、よいことは具体的なエピソードにしたり、写真で見せたりします。こうすると保護者は子どものよい面が記憶に残ります。
 あまりよくないことを伝える際には、どうすればよくなるのか、その方法を伝え「ここを改めれば、こう伸びていきます」というように、よくなった未来の姿をイメージして伝えるようにします。こうすれば、よくないことも、よいイメージで伝えることができます。
 理想的には、よいことを伝えてから、よくないことを伝え、最後にさらによいことを伝えて終わるとよい。
 保護者に親しみを覚えてもらうには、くだけたところ、だめなところ、などを見せることが必要です。時には、保護者と世間話をしたり、趣味の話をしたり、ざっくばらんなところもあるとよいでしょう。ただし、肝心な話をさしおいてというのはいただけません。
 それは、保護者との距離感を縮め、関係をつくるための必要なコミュニケーションとも言えます。世間話や趣味の話ができるくらいに親しくなれば、学級経営もやりやすくなります。
(山中伸之:1958年生まれ。栃木県公立小・中学校教師。実感道徳研究会会長 日本群読教育の会常任委員)

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