若い教師が、難しい場面も苦しくならずに乗り切るためのコツとは
若い教師は、まず、子どもたちと接するのと同じように、保護者とも早めにつながることを意識するとよいでしょう。
懇談会が苦手であれば、学校の子どもたちの様子を写真をスライドにして流すなどして、伝えるとよい。保護者とつながるよい方法は「よいことで電話をする」ことです。教師のことを信じてくれる保護者は増えると思います。
子どもたちはキレたり、暴れたり、泣いたり様々なことをします。子どもたちは、うまくいかなかったことがあったり、苦しんだりしながら成長していきます。
子どもたちが何か問題を起こしても「よし、子どもが成長できるチャンスだ」と思って指導できるくらいの気持ちで臨んでいきたいものです。
クラスで気になる子どもは必ずいます。その子しか意識できなくなり、叱ってばかりいると、クラスはどんどん悪い方向へすすんでいきます。こうしたときほど、一人の子に固執しないことが大切です。私は叱らないで関わる時間を増やすようにしています。
そんなときほど、周りの子を見るという意識を持つ必要があります。クラス全体に指導していくことが大切です。指導の仕方を工夫し、ほめたり、促したり、誘ったりしながら、子どもたちが納得できる方法で行いましょう。
休み時間は様々な方法で子どもたちと関わってみましょう。遊んだり、子どもたちの興味関心のあることをおしゃべりしたりすると、子どもたちとのつながりも強くなります。
保護者でも同僚でも、自分の応援してくれる人を増やしていくようにします。とにかく、報告・連絡・相談をして、いろいろな人に聞いて学ぼうとする姿勢を大切にしてください。謙虚に一生懸命に頑張っていれば、応援してくれる人は増えていきます。
学ぶ姿勢がなくなったら、教師としては失格だと私は考えています。勉強だけでなく、あらゆることを学びたいという気持ちがかかせないのです。
授業には様々な方法や考え方があります。その方法や考え方にしたがって取り組んでいくと、必ず成果が出てきます。しかし、気をつけなくてはいけないのが「子どもたちが見えているか」です。
どんな素晴らしい方法でも、「いつもそうやってきたから」と疑問をもたず、その方法のために子どもたちを動かしてしまってはいけません。
大切なことは、子どもを第一に考え「子どもたちのために方法や考え方がある」ということです。
(長瀬拓也:1981年岐阜県生まれ、横浜市立小学校教師、岐阜県公立小学校・中学校教師を経て京都市私立小学校教師。2004年に「第40回わたしの教育記録」(主催/日本児童教育振興財団)新採・新人賞を受賞。授業づくりネットワーク理事、教育サークル「未来の扉」代表代行、『教師になるには』編集代表、クラス・マネジメント研究会代表)
| 固定リンク
「教師の仕事」カテゴリの記事
- チームで取り組む学校は、トラブルをさけるためにも「報告・連絡・相談」は最も必要なことです(2020.08.25)
- 仕事で重要なことは「フットワークの軽さ」、忙しくとも心に余裕もって仕事をするにはどうすればよいか(2020.03.10)
- 教師は熱心なだけではダメ、考え方が見当違いであれば危険ですらある(2019.09.14)
- プロ中のプロ教師になる道とは何か、どのように進めばよいのでしょうか(2019.05.24)
- 学校の仕事で一番大事なことは何か、授業の真髄とは何か(2019.05.17)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント