« 今どきの子は安定感に欠ける、「フォロー」すれば安心感を得て本来の力を発揮するようになる | トップページ | 新任一年目に担任になって、子どもを自由させて空回りし荒れ、学級づくりで大失敗した »

学級経営の基本である、子どもを理解し実態を把握するには、どのようにすればよいか

 子どもを理解するときに教師が陥りやすい問題点がある。
 学習の成績など優れた点があると、それだけで子どもを一方的によく見てしまい、その子の問題点が見えなくなってしまう。
 第一印象や他の子どもとの比較で判断したり、この子はこうだと決めつけてしまうこともある。
 そうしたことを防ぐためには、子どもを見る目を養い、子どもとできるだけ多くふれあうようにするとよい。
 日頃からいろいろな場面で子どもと接し、子どもの動きを見守り、子どもの話に耳を傾けることが大切になってくる。
 日々変容する子どもを見つめ、子どもの側に立って考え、一人ひとりの子どものよさを見つけ励ますようにしたい。
 その上で、学級が抱かえる問題点とその原因や背景をしっかり把握し、どのように学級経営を進めていけばよいかを考えることが重要である。
 子どもを理解し実態を把握するためには
(1)
学習指導
 学習への関心や意欲、態度のほかに、ものの見方・考え方や知識・技能の定着の様子も大切な視点になる。
 また、学習の仕方や発言の様子、ノートの取り方など、多面的に見ていくことが大切である。
(2)
生徒指導や健康
 身体や健康の状態、言葉づかいや行動の様子、家庭環境や生育歴など本人自身のことや、友だち関係や遊びの様子、集団生活の様子など、本人と周囲の子とのかかわりが視点となる。
(3)
子どもとのふれあいを大切にする
 子どもと一緒に遊ぶ、授業中一緒に活動する。グループ日誌や日記を書くなど、子どもとの会話やふれあいを通して、子どもの姿や友人関係を理解する。
 アンケートなどによって、個人や集団の実態を把握することもできる。
(4)
子どもの個人カルテをつくる
 学校での様子とともに、保護者の話から家庭での様子も把握する。情報を集め、個人カルテをつくる。
 名簿や座席表、個人カルテなどに一人ひとりの様子を継続的に記録していくようにする。
 学級経営を進めていく上で基本となる子ども理解は、一人ひとりの子どもの特徴や性格などを的確に把握することである。
 そのためには、ありのままに子どもの姿を受け止める姿勢をもつことである。
 子どもに関する情報や資料を集めたり、日頃から継続的に観察したりして、子どもと教師がよりよい人間関係を築くことが重要となる。
(
中山正一:元埼玉県公立小学校校長)

|

« 今どきの子は安定感に欠ける、「フォロー」すれば安心感を得て本来の力を発揮するようになる | トップページ | 新任一年目に担任になって、子どもを自由させて空回りし荒れ、学級づくりで大失敗した »

子どもの実態」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 学級経営の基本である、子どもを理解し実態を把握するには、どのようにすればよいか:

« 今どきの子は安定感に欠ける、「フォロー」すれば安心感を得て本来の力を発揮するようになる | トップページ | 新任一年目に担任になって、子どもを自由させて空回りし荒れ、学級づくりで大失敗した »