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子どもが思うように変わらないとき、子どもを変えるには、どのようにすればよいのでしょうか

 子どもが思うように変わらない。学力を伸ばすことができない。問題行動が減らない。
 こういう時に、教師の人間性というものがあらわになります。
 ある教師は、それをどこまでも子どものせいにします。職員室で子どもの悪口を言い、自分がどれほど一生懸命にしているのかを声高に言ったりもします。
 しかし、残念ですが、そうした教師が子どもを変容させるということは少ないようです。
 逆に、それとはまったく正反対の教師がいます。そういう教師は、まず周りの教師に質問しに行きます。
「物語の指導がどうしてもうまくいかないんです」
「子どもの忘れ物が減らない時はどうすればいいんですか」
「絵の具の塗り方は、何をどう指導すればいいのですか」
というように、同僚の教師にたずねてまわっているのです。
 そして、教えてもらったことは、とにかくすべて実際におこなって確かめていきます。
 つまりは、まず自分の方法を疑い、改善しようとしているわけです。
 自分の現在持っているやり方だけにこだわって、うまくいかなければ、子どものせいにしている教師は、盲腸の手術の技術しか持たない医師が、胃潰瘍の患者に対して「あんたはどうして盲腸じゃないんだ。盲腸なら治せたのに」と言っているように滑稽です。
 子どもを変えるために、自分を変える覚悟を持ちたいものです。
 うまくいかない時は、まず、自分の教育方法を疑って、やり方を変えてみるのもよいのではないかと思います。
(山田洋一:1969年北海道札幌生まれ、私立幼稚園に勤務後、北海道公立小学校教師。「北の教育文化フェスティバル」代表、「お笑い教師同盟」副代表、「実感道徳研究会」副代表)

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