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けんかで小さなケガをしたとき、保護者にどのように連絡すればよいか

 けんかは、ささいなことで日常的に起こります。教師の目が届きにくい場所では、けんかのはずみにケガをしてしまうこともあります。
 小さな傷であったとしても、わが子がケガをしたとなれば保護者にとっては一大事であり、心配する可能性があります。
 けんかの経緯やケガの状態などを正確に把握し、必ず、その日のうちに、先手を打って報告することが大切です。そのポイントは
1 よくない対応
 教師はほかにもやらなければならない多くの仕事を抱かえている。
 子どもたちは、お互いに納得しているし、ケガもかすり傷みたいだから、わざわざ保護者に連絡する必要はないだろうと判断し、連絡を怠ってしまう。
2 保護者の気持ち
(1)
学校から報告がないと、わが子のことを大切に扱ってくれていないと怒りを感じる
 子どもがけんかをしてケガをしたにもかかわらず、学校側から何も報告がないと、自分の子どもが軽く扱われていると感じ、担任や学校に対して怒りの感情が高まります。
(2)
わが子の話をうのみにする
 わが子の話をうのみにして、教師の説明が食い違うと、教師に対する不信感が高まる。
(3)
わが子の言い分を十分に聞き入れてくれていないと感じる
 教師の対応をわが子から聞いて、言い分を十分に聞き入れてくれていないと感じると、いら立ちがわいてきます。
(4)
けんかをした相手の保護者に対して、いら立ちを感じてしまう
 子どもがケガをしたのに、相手の保護者から何も連絡がないと、いったい何を考えているのか、相手の保護者に対していら立ちが沸いてきます。
3 担任が保護者にけんかの状態を説明する
(1)
子どもたちからけんかの状況を聞く
 対応に時間がない場合、同僚教師に協力を要請することが大切です。
 周囲にいた子どももふくめ、子どもたちから十分に話を聞き
・いつ、どこで、どんな状況でけんかが起こり、ケガをするにいたったのか
・教師はどんな対応をしたのか
・現在の子どもたちは、どんなようすでいるか
などの事実を調べ、けんかした双方に、調べた結果が納得できるか確認をする。
(2)
保護者にけんかの一部始終をできるかぎりくわしく説明して伝えます。
 教師は推測をふくめないで、確認した事実を正確に伝える。
 ケガの対応に追われて、双方から話を十分に聞かずに報告してしまうと、教師の説明と子どもの話に食い違いが生じ、保護者は教師に不信感を抱いてしまいます。
 
子どもが親にすでに話をしている場合には、どんな話を聞いたのか、尋ねてもよいでしょう。その内容に適宜、修正を加えながら状況を説明します。
4 管理不行き届きを保護者に率直に謝罪する
 
「私の目が行き届かず、○○くんのケガを未然に防ぐことができず、申し訳ありません」と率直に謝罪する。
5 今後の対策と子どもたちへの対応について保護者と確認する
 学級の子どもたちに、翌日の朝の会で、けんかやケガを防ぐ指導をする。けんかをした子どもたちのようすを注意深く見守り、個別の対応を行う。
 学校での配慮の仕方、家庭での接し方などについて、保護者の考えを聞きながら、一緒に考えます。   
(
藤原寿幸:東京都公立小学校主任教諭)

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