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授業中のおしゃべりを止めさせ、授業に集中させるコツとは

 授業中、教師に気づかれないようにコソコソ話をするのはまだまし。ときには大きな声でおしゃべりを始める子もいます。周りの子もつられて教室に落ち着きがなくなります。
 知らず知らずのうちに、勉強どころではない雰囲気になってしまいます。
 他の人の迷惑になるならないに関わらず、授業と関係のないおしゃべりをゆるしてはいけません。
 一つのおしゃべりを見逃すと、他の子のおしゃべりのきっかけになります。
 一度でも見逃せば、子どもは「先生の目をかすめるなんて、チョロイもの」と思ってしまいます。
 また、別の子を注意したときに「〇〇ちゃんのときは注意しなかった」と、なってしまいます。
 教師は毅然とした姿勢で「授業中のおしゃべりはいけない」という雰囲気が必要です。
 授業中の規律を守るためにも、子どもの学習活動を充実させるためにも、おしゃべりは御法度なのです。
 おしゃべりしている子がいたら、指名します。そこで、こう問いかけます。
「何で、先生に当てられたか、わかりますか?」
「今話していたことを、みんなにも話してあげてください」
と言うと、子どもは困惑して黙ってしまいます。その後で
「授業中のおしゃべりは、みんなで、お互いに注意し合おうね」
と、呼びかけることも忘れずに。
 クラス全体で、注意し合える関係していくことがもっとも重要なことです。
 授業に子どもたちを集中させるコツは何でしょうか
「ボーッとしていても大丈夫」という授業になっていませんか? 
 座席順に音読を回す、「考えましょう」と考えさせる、「わかった人」と挙手させる、といった授業の進め方が、子どもが真剣に参加しない授業をつくっているのです。
 ランダムに指名して音読させる、「書きなさい」と作業をさせる、「まだわからない人」と挙手させる、などと工夫して授業を進めます。
 ボーッとしている子がいれば、
「〇〇さん、先生の話を、もう一度みんなに教えてあげて」
と、ボーッとしていた子をいきなり指名します。ハッとして、困ったあげく
「話を聞いていませんでした」
と、反省します。
 いつ指名されるかわからない緊張感のある授業で、すべての子が参加せざるを得ない状況にするとよい。
 また、話を聞くときは
「作業を中止させる」「物から手を離す」「姿勢を正す」「話す人におなかを向ける」「人が話している間は質問しない」
といった、基本的な聞く態度を、繰り返し指導する必要があります。聞く態度が身に付けば、学力は飛躍的に向上します。
「〇〇さん、先生の話を聞きなさい」
と厳しく叱るよりも、効果があります。
 やり方を工夫するだけで、子どもは授業に集中するのです。
(
中嶋郁雄:1965年鳥取県生まれ、奈良県公立小学校教頭。子どもを伸ばすためには、叱り方が大切と「叱り方&学校法律」研究会を立ち上げる。教育関係者主宰の講演会や専門誌での発表が主な活動だったが、最近では、一般向けのセミナーでの講演や、新聞や経済誌にも意見を求められるようになる)

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