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学級活動を効果的にするには、係活動はどうすればよいか

1 当番や係活動
 係活動は、学級内の仕事を分担するために、自分たちで話し合って組織をつくり、全員でいくつかの係に分かれて自主的に行う活動です。学級生活を豊かにすることをねらいとしています。
 いっぽう、当番活動は、学級経営上なくてはならないものです。教師が必要と認めた仕事を交代して、公平に分担する活動です。責任が問われます。
 新年度始めに係を編成する手順は
(1)
前年度までに経験した係活動を出し合う
 例:保健係、お誕生日係、クイズ係、レク係、ギネス係、イラスト係、図書係、配り集め係、窓係、黒板係、連絡係、掲示係、整頓係など
(2)
係活動と当番活動の特質を確認する
(3)
学級を豊かにするために必要な係を選定する
(4)
各係に必要と思われる、だいたいの人数を確認する
(5)
希望を優先しながら、各係の所属を決める
(6)
係ごとに活動内容を検討する
 子どもたち一人ひとりが行いたい活動内容にずれがあります。係は集団で行うため、計画の立案は子どもたちの思いや願いを出し合うことから始め、個々に活動したいことを、係として調整します。
 そして、クラスの子どもたちにその活動を理解してもらうことも大切です。
 活動の計画が固定化しないよう、無理なく実践できるようにしましょう。
(7)
活動内容をもとに係の名前を決定し、活動計画を立てる
 係活動の名称は、子どもの発想をいかし、夢のある楽しいものにすることが大切です。
2 朝の会や帰りの会での係活動
 学級経営上、朝の会や帰りの会はとても大切です。
(1)
朝の会
 朝の会は、授業の開始などの関係で、短くすませなければならない。係活動コーナーは簡潔にしなくてはなりません。
 簡潔に、短い時間で発表するように指導する。活動等の詳細は、係活動コーナーの掲示物による連絡にする。
 例えば「今日の昼休みに、校庭でクラス全員遊びとして、レク係が計画したドッジボール大会をします。ルールは、レク係のコーナーを見てください」
(2)
帰りの会
 時間をとれるなら、すべての係が「お知らせ」などの活動ができるようにすることが、子どもの活動意欲を喚起する手立ての一つになります。
 係からの連絡というだけでなく、他の係への活動依頼や、活動協力を依頼する場としても活用する。
3「係発表会」はさまざまな効果を生む
 各係の活動内容をクラスの全員が理解し、互いに認め合い、励まし合っていく場をつくると、係活動が単独の活動にはならず、学級全体としての活動意欲が高まります。
 「係発表会」は、活動を活発にするだけでなく、発表のしかたを考えたり、発表に向けて準備をしたりすることで、係内のコミュニケーションの深まりにつながります。
 さらに、係の一員である子どもは、自分がクラスに役立っていることを実感でき、達成感や所属意識を高めることにもつながります。
4 係カードで活動意欲を高める
 子ども同士で新たな活動のアイディアを出し合うと、充実した活動が展開されます。
 例えば、カードに「〇〇係さんへ、□□をやってみてはどうですか。きっと楽しいと思いますよ。△△より」と書いた係カードを係ポストに投函し活用すると、効果的です。
 また、係カードで、他の係に活動協力を依頼したり、活動のよさを認め合うと、クラス全体の各係の活動が活発になります。
(
稲垣孝章:1958年広島県生まれ、埼玉県公立小学校教師、指導主事を経て小学校長
)

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