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バカ親に対抗するには、どのようにすればよいか

 どうも最近の親は、あまりにもバカな言動が目立ちすぎる。
 何せ、今、学校現場は親に対し、注文はつけられない状態だ。注文なんかつけようもんなら、親からの相当きついバッシングが待っている。
 そういうわけだから、バカ親の繁殖率というのは、すさまじい勢いで伸びているらしい。
 このオレの友人の教師は、教育者として忍耐強く、温厚な方だと思うのだが、その彼が
「信じられないことを言ったり、やったりするお母さんが例年、必ずいる」
と言う。
 オレの友人の教師は、新入生を担任すると必ずすることがあるという。
 それは、過去のバカ親の事例を持ち出して、やんわりと「こういう事例には、学校側は対処しかねる」と伝えることだそうだ。
 バカ親に対抗するには、事件が起こってしまってからではダメだという。
 起こる前に、過去の事例を全員の前で伝える。それだけで相当な抑止力になるのだという。
 その説明会が終わると、母親たちは決まって親密に打ち解けあい、
「私たち、あそこまでバカじゃないよねぇ」
と、口々に言い合い、それをネタに盛り上がるのだそうだ。
 友人の教師は複雑な心境で「説明会をやってよかった」と思うそうだ。
 では、いったいどんなバカ親がいるのか。例えば
(1)
深夜に電話をかけてくる
 担任している子どもの母親から深夜に寝ている担任に電話がかかる。カラオケの真っ最中らしく。大音響が聞こえてくる。
「明日の短縮授業は、お弁当を持たせるんでしたっけ?」
という、のん気な声が聞こえてきた。
 カラオケをやっている最中に、急に明日の朝の準備が不安になったんだろう。
(2)
子どもの授業中に担任に電話をかけてくる
 授業中にもかかわらず、担任に何かと電話をかけてくるバカ親は毎年のように出現するという。
(3)
学校での共同生活の最低限のルールを学ばせるために、注意したら親が怒鳴り込んでくる
 これもオレも何度も経験しているから驚きはしないのだが、「注意した人=敵」と思うらしい。サルのような短絡さで物事を決めつけ、理由などはおかまいなしだ。
 教育の目的は「子どもを自立させること」だというのが、まったく理解できてないんだよ。
 要は「気に入らない」から、怒鳴り込んでくるのであって、そこには、子どもを一人前の大人へと育もうという意志などまったくない。
 学校や教師に任せておけばいいことに、あれこれ口出す前に、親としてやれることがわからないっていうのは、どういうことなんだ。
 まず、毎日の食事や健康管理は厳しくしょうぜ。バランスの良い食事と十分睡眠を確保するためには、必然的に「早寝と早起き」を厳守しなければならない。
 しかし、これを怠っている親の何と多いことか。まさに、この部分にこそ「過保護であれ」とオレは声を大にして言いたい。
(4)
テストでひどい点数を取ったことに腹を立て電話をかけてくる
 わが子があまりにもひどい点数を取ったことに腹を立て、放課後に電話をかけてくる親がいたという。
 あろうことか、その親は「今すぐ家に来て、うちの子に勉強を教えてほしい」と迫ってきた。
 そんな親、いるわけないと思うだろう。ところが、やはりいるところにはいるのである。ここまでくると、ちょっとした利己主義なんて吹き飛ぶよな。
(
吉野敬介:1966年生まれ、予備校(東進ハイスクール客員)
 古文講師)

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