子どもが「けんか」をしたとき保護者が安心するには、どのように指導すればよいのでしょうか
子どもたちが生活していれば、意見のぶつかり合いが生じ「けんか」が起きます。
子どもが「けんか」をしたとき、
「けんかしてはいけません」
「けんかは両成敗です。どっちも、いけません」
と、納得させずに「けんか」を止めさせれば、不満が残って保護者の誤解を招く恐れがあります。
「相手のどこに腹が立ったのかな?」
「相手も同じ気持ちだったんじゃない?」
と、お互いの気持ちを理解させることで、納得して仲直りできるようにします。
「けんか」は、大切な学びの場です。
大切なことは、当事者の子が
「相手の言い分もわかる」
「自分の悪いところを反省する」
ことです。
お互いが、理解できれば、納得したり、仲直りすることができます。
子どもが納得し、仲直りして下校すれば、保護者も安心してわが子の話を聞くことができます。
大切なことは、子どもが納得して仲直りして下校させることです。
「けんかは大切な学びの場であること」を、日頃から学級通信や保護者会を通じて伝え、理解してもらうようにします。
教師の考えを理解してもらうことが保護者を安心させることにつながるのです。
(中嶋郁雄:1965年鳥取県生まれ、奈良県公立小学校教頭。子どもを伸ばすためには、叱り方が大切と「叱り方&学校法律」研究会を立ち上げる。教育関係者主宰の講演会や専門誌での発表が主な活動だったが、最近では、一般向けのセミナーでの講演や、新聞や経済誌にも意見を求められるようになる)
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