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困ったときには、同僚教師や管理職に相談し助けてもらおう、そのためにはどうすればよいでしょう

 教師の世界は、さまざまな人間の寄り合い世帯である。多様な才能の主がいる。
 たとえば、コンピューターに向かっておれば、それだけで満足する人、部活動の指導にすぐれた人、生徒指導に成果をみせる人など、さまざまな人がいる。
 学校という職場は、十人十色である。さまざまな人に接して、それぞれのよさを知り、それを身につけ、人間性を豊かにしていこうではないか。
 また、同僚教師や管理職に相談し、助けてもらうとよい。そのための処方箋は
(1)
短所よりも長所で
 人間はだれでも長所と短所をもっている。長所が即短所という場合もある。
 まず、同僚教師や管理職の長所を先に認めていこう。そうすると、同僚教師や管理職のことが好きになる。精神的にも安定する。
(2)
自分から先にあいさつを
 あいさつは「私は、あなたに敵意をもっていませんよ」という意味がある。
 そう考えると「おはよう」のひと言は、私はあなたに敵意をもっていませんから、なかよくしましょうね、という意味である。
 そうであるなら、まず自分から先に声をかけたいものです。
(3)
心をゆるして相談できる人を持つ
 利害関係を超えて、同じ教職にある者として教育観に共鳴できる人を同志として持ちたい。
 そのような、心をゆるして相談できる同志の教師がいると精神的にゆとりがもてる。
(4)
同僚教師に助けてもらう
 どんな教師でも、若い時の失敗経験を生かして今日がある。だから若い教師は失敗をおそれるなと言いたい。
 子どもの心をつかみきれず、苦悩することがある。教師であれば経験することである。
 ところが、恥を知られたくないとの思いから、だれにも相談せずに問題を隠そうとする教師がいる。
 隠しきれなくなった時には、手もつけられない状態になってしまう。最もまずいやり方である。
 そうならないために、ぜひとも同僚教師に相談し、助けてもらおう。
 例えば、教師と子どもたちの間にズレができたら、どうすればよいのでしょうか。
 教師と子どもたちとの間にすきま風が吹き始めると、よそよそしくなる。
 そんなとき、熱心に授業をすればするほど心理的ズレが大きくなる。授業は言葉のやりとりか中心になるものだから。
 そこで、授業のことやイヤなことは、すべて忘れて、子どもと一緒に遊び、運動するのがよい。
 そうすれば、言葉でなく身体のコミュニケーションが可能になってくる。子どもたちが「先生、なかなかやるじゃない」と思ったら成功の第一歩である。
 その時、同僚教師が「〇〇先生は、すごいねえ。子どもと一緒になって遊んでくれる先生なんて、今どきめずらしいんだぞ」と、子どもたちに言ってもらって、同僚教師に助けてもらおう。
(5)
管理職とコミュニケーションを図って信頼関係を
 ふだんから、管理職とコミュニケーションを図って、信頼関係を構築しておくとよい。
 学校には保護者からさまざまな声がよせられる。それに対応するのが、主として管理職である。
 その時、ふだんから管理職とのコミュニケーションで信頼関係ができていると、管理職は理解してくれていて、守ってもらうことができる。
(
倉田侃司:1938年広島生まれ、広島大学附属小学校教師を経て広島文教女子大学教授、広島経済大学教授を歴任した
)

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